Record China 2024年12月3日(火) 11時0分
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サッカーのW杯アジア最終(3次)予選グループC第6節の中国代表と日本代表の試合中にピッチに乱入した観客の男が自身の思いをつづった文章を発表した。
サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終(3次)予選グループC第6節の中国代表と日本代表の試合中にピッチに乱入した観客の男が、自身の思いを記した文章を発表した。中国のサッカーメディア・懂球帝が2日付で伝えた。
男は11月19日にアモイの白鷺体育場で行われた試合の前半34分にピッチに乱入。シャツを脱ぎ捨て、上半身裸でしばらく走り回った後、警備員に捕らえられた。男にはその後、公安当局から10日間の行政拘留、500元(約1万円)の罰金、12カ月以内のスポーツ競技場での同類の試合の観戦禁止の処罰が科された。
男はこのほどSNSを通じて発表した文章で、「(中国)北西地域の普通の家に生まれた私は、夢を追うのが簡単ではないことを深く知っている。スポーツのおかげで、私は自分を卑下することがなくなった。貧しい地域・家庭には多くのスポーツの才能を持った人材がいる。彼らは生活を変えようと必死に努力した後、多くが夢をあきらめる。小学校から8年間サッカーをしたが思うようにはいかなかった。貧しい人、本当に努力している人は目を向けられることなく、自分の夢を実現するチャンスはほとんどない」とつづった。
また、「中国のサッカー普及率は低く、本当にサッカーを好きな人は少ない。サッカーをしたくても応援してもらえない。グラウンドもなく、家が貧しいと(あっても)使用料は払えない。それに中国サッカー協会の腐敗。中国サッカーが進歩するためには、夢を追い求める人にもっと目が向けられるべきあり、より多くのサッカー場を建設することが必要。各地域でサッカーの試合を組み、より多くの才能のある選手を発掘し、公平な競争によって貧しい人に夢を追うチャンスを与えるべき」と主張した。
そして、「陰ながら努力して夢を追いかける人が嘲笑されるべきではない。私はスポーツに感謝し、サッカーに感謝している。この文章を書いたのは、同情を買い、言い逃れをするためではない。これは実体験であり、本音だ」とした上で、「わが国の初期の経験を思い出そう。われら中華男児は奮起して反抗し、日本帝国主義を打倒して新中国を創建し、今日のわが国の繁栄に至った。私はわが国を愛し、中国が1日も早く困難から抜け出してW杯に進出し、良い成績を収めることを願っている」と愛国的な言葉で結んだ。
これに中国のネットユーザーからは「ピッチを走り回ることで何か変えられるのか?」「お前のせいでアディショナルタイムが5分になった(その結果失点した)」「価値観がひん曲がっている」「どうかしてる」「つらつらと長文を書いているが、つまるところ苦労アピールだろ。自分の行為を正当化しようとしているだけ」「で、結局何が言いたいの?」「有名になってライブコマースで稼ぐってパターンだろ」「愛国を掲げて自分を売り込む輩がまた一人」「こういうやつは無視しないとダメ」など、ツッコミが殺到している。(翻訳・編集/北田)
日本戦のピッチ乱入者に処罰、行政拘留10日、罰金500元、1年間の競技場出入り禁止https://t.co/f52LYKnjb0 pic.twitter.com/ldyA4HNB4l— 中国動画 (@RC00547555) November 28, 2024
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