ジャイアントパンダより希少、湖南懐化で絶滅危惧種の鳥ミミジロゴイを救助―中国

CRI online    2024年12月4日(水) 12時50分

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湖南省懐化市で絶滅危惧種の鳥ミミジロゴイが救助されました。

中国中部の湖南省懐化市溆浦県北斗渓鎮松林村の池で2日、目が大きく首が細長い鳥がけがをしているのが村人に発見されました。直ちに懐化市野生動物救護所に送られ、救護所のスタッフがこの奇妙な鳥の傷を処置し、包帯を巻きました。

鳥の種類を調べたところ、中国の国家一級保護動物であるミミジロゴイであることが分かりました。ミミジロゴイは中国特有の鳥類で、その体型と大きさはサギに似ており、体長は54から56センチ、上部の羽は黒みを帯びた褐色をしており、風切羽(かざきりばね)は石板のような灰色で、主に亜熱帯の高山の密林中の渓谷など、水のある場所に生息しています。

昼は身を潜め、夜間に活動するこの鳥は、群れで行動することを好まず、鳴くこともあまりないといった習性から、めったに人に観察されることがなく、「世界で最も神秘的な鳥」とも呼ばれ、世界で最も絶滅の危機にひんしている30種の鳥の一つです。野外ではわずか1000羽ほどしか生息しておらず、ジャイアントパンダよりも希少とされています。

懐化市林業局の関係者によると、ミミジロゴイが湖南省で発見されたのは、冬の渡りの際にけがを負ったためとのことで、現在、この鳥は、懐化野生動物園に保護されており、全快後に野外に放たれる予定です。(提供/CRI

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