CRI online 2024年12月4日(水) 14時20分
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中国で「2024年の十大流行語」が発表されました。写真は中国の高齢者と子ども。
中国国家言語文字普及拠点とされる言葉の権威ある定期刊行物「咬文嚼字(言葉をかみしめる)」が2日、「2024年の十大流行語」を発表しました。人工知能(AI)の導入を表す「数智化」やAIを善用する「智能向善」、さらに「未来産業」、外国人インフルエンサーが英語と中国語を組み合わせて作った「city不city(シティーかそうでないか)」、「硬控(熱中させられる)」、「水霊霊地(みずみずしい)」、「班味(どっと疲れる)」、「松弛感(ゆとり感)」、「銀髪力量(シルバーの力)」、「小孩哥/小孩姉(子ども兄貴/子ども姉御)」がランクインしました。「咬文嚼字」の黄安靖編集長は「言語は社会の鏡であり、今年の流行語は時代の特徴を鮮明に映し出している」と述べました。
2024年にはAIがけん引するハイテクが急成長したことがあり、関連する流行語が多く生まれました。そのうち「数智化」とはデジタル化とスマート化の融合を表す言葉です。一方で「智能向善」とは、AIを人類の幸せを増進するために役立てねばならないことを指します。
2024年には文化と旅の融合が中国の文化業界に新たな風を吹き込みました。米国人インフルエンサーの保保熊(ポール・マイク・アシュトン)さんが作った言葉の「city不city」が中国で大ヒットしました。言葉の専門家は、「cityはもともと都市、都市化の意味だが、『city不city』はおしゃれ、モダン、現代化、ワクワク、楽しいという意味合いを派生させている」と指摘しました。
一方で、ゲームに由来する言葉の「硬控」は2024年に、魅力を持つプラスの表現となりました。また、「水霊霊地」は元気な人々や生命力に富む動植物を形容します。「班味」とは、仕事の疲労やストレス、プレッシャーなどの負の面の雰囲気を表し、人の疲れてやつれた顔を連想させます。
パリ五輪大会では2000年以後生まれの「00後」と呼ばれる世代が主役になりました。彼らはプレッシャーや困難に直面しても軽やかに、爽やかに対応しました。彼らが見せた明るさと自信は高く評価されています。このことが「松弛感」という言葉が流行した理由と分析されています。
さらに「銀髪力量」は、高齢者が社会の各分野で活躍し、無視できない力となったことを示しています。
現代中国社会では子供たちの自己表現と探求欲が満たされています。11歳で「ロケット」を作った「小孩哥」や14歳で五輪記録を更新した「小孩姉」が注目されました。年少なのに非凡な才能を持ち、大人もかなわないため、「子供」という意味の「小孩」の後に「兄/姉」を意味する「哥/姉」加えることで尊敬の意味を込めて、「小孩哥/小孩姉」という流行語が誕生したわけです。(提供/CRI)
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2024/12/4
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