人民網日本語版 2024年12月5日(木) 13時30分
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吉林省の長白山で30年ぶりに野生のアムールトラが確認された。
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吉林省林業・草原局は3日、吉林長白山国家級自然保護区でここ数日、アムールトラの撮影に成功したり、その足跡が発見されたりしており、アムールトラが30年ぶりに長白山の山奥に戻って来たことが確認されたことを明らかにした。これは野生のアムールトラの生息地が一層拡大したことを示しており、アムールトラ・アムールヒョウ国家公園の西に200キロ以上拡張したことになる。新華社が伝えた。
長白山自然保護管理センターの職員が3日、長白山の西斜面にある錦江大峡谷観光道路沿い付近で野生のアムールトラを発見し、それをはっきり捉えた映像の撮影にも成功した。その7日前にも、ある職員はそこから300メートル離れた場所で野生のアムールトラのものとみられる足跡を発見していた。長白山国家級自然保護区で野生のアムールトラが確認されるのは30年ぶりのことで、その後、関係職員がモニタリングカメラを9台設置した。
アムールトラが人間に危害を加えることがないように、地元当局は注意を呼びかける情報を直ちに発表したほか、発見された場所にアムールトラが出没していることを伝える警告の看板も設置した。吉林省が長年にわたり、生態系保全を継続的に強化し、閉山と禁猟のほか、自生する樹木の商業伐採を全面的に禁止するといった措置を講じているのが功を奏し、アムールトラ・アムールヒョウ国家公園建設は目に見えた成果を挙げている。
中国の東北エリアにある長白山は北東アジアにおいて生態系を守る重要な役割を果たしており、世界の「生物の遺伝子バンク」、「自然博物館」と称され、国連教育科学文化機関(ユネスコ)により「ユネスコエコパーク」に認定されているほか、先ごろには「世界ジオパーク」にも認定された。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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