日本から返還された16羽のトキ、北京動物園のトキ飼育基地に到着

CRI online    2024年12月5日(木) 10時50分

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日本から返還された16羽のトキが北京に到着しました。

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日本から返還された16羽のトキが10月31日に空路で北京に到着しました。16羽のトキはその後1カ月に及ぶ厳格な隔離検疫を経て、4日、正式に北京動物園のトキ飼育基地に移されました。今後、これらのトキは、既に動物園で飼育されている23羽のトキと共に飼育され、繁殖が行われます。

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トキは「東方の宝石」とも呼ばれ、その希少性と美しい姿で知られる、世界的な絶滅危惧種で、中国の国家一級保護動物に指定されています。環境の変化により、19世紀後半にはトキの個体数が急激に減少し、一時は野生のトキは姿を消しました。


北京動物園の歴代の飼育員や技術者たちの長年にわたる努力と技術開発の結果、現在は23羽のトキが動物園で生活しています。今回新たに16羽が加わり、合計39羽の群れが形成されました。

北京動物園種群管理科の鄭常明科長によると、同園は「野外救護・人工飼育・繁殖・育雛(いくすう)」のトータルな技術体系を初めて構築し、トキの人工繁殖群を作り出しました。この技術により生息域外の保護施設から生息地の現地保護施設への技術移転が可能となり、世界のトキの個体数をわずか7羽から約1万羽にまで増加させました。この取り組みは、トキの絶滅の危機を緩和し、世界的な絶滅危惧種保護の成功事例となっています。(提供/CRI

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