雪降る小樽で心暖まる話、携帯拾った中国人観光客が落とし主の韓国人女性を探し出し手渡す

Record China    2024年12月8日(日) 20時0分

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最近ではめっきり寒くなったが、そんな中でも心暖まる話があった。北海道の小樽を旅していた中国人が、韓国人が落とした携帯電話を拾った。中国人は雪の降る中で落とし主を探し、最終的に手渡すことができた。

最近ではめっきり寒くなったが、そんな中でも心暖まる話があった。北海道の小樽を旅していた中国人が携帯電話を拾った。表示された文字から持ち主は韓国人と思われた。中国人は雪の降る中で落とし主を探した。そして落とし主を探し出し、手渡すことができた。携帯を拾った中国人は夫婦連れで、その日はちょうど結婚10周年の記念日だったという。

携帯電話を拾った中国人は、落とし主を探す様子を動画撮影して投稿した。写っているのは男性で、妻が撮影したと思われる。拾ったのは小樽浪漫館というカフェの前だった。携帯電話の画面表示を見ると韓国語だった。韓国語はできない。しかし、まずはその場で携帯電話を掲げて周囲に示しながら、「これを落とした人はいませんか?」と叫び続けた。雪が降っており、傘を差しながら呼びかけ続けた。20分ほど頑張ったが名乗り出る人はいなかった。

すると電話がかかってきた。拾った中国人は、電話がかかってくることも想定して、事前に自動翻訳を使って韓国語で意思疎通ができるようにしていた。そして、小樽運河にかかる橋で会うことにした。最も有名な観光スポットなので、その場所に決めたという。

すると、女性の3人連れが現れた。そのうちの1人が落とし主だった。携帯電話を拾った中国人は落とし主の韓国人女性について動画に、「とても礼儀正しかった。ずっと感謝の気持ちを示していた」との文字を添えた。

落とし主の女性は、財布から紙幣を取り出して、中国人に渡そうとした。中国人は手を横に振って「NO NO NO」と繰り返した。言葉が通じないこともあり「それ以外に、どう言えばよいか分からなかったから」という。動画では、紙幣を差し出す韓国人女性から身をかわすようにして、中国語でも「不用(ブーヨン=要りません)」の言葉を繰り返している。

中国人は最終的に「私たちは友達ですから」と伝えることができて、韓国人女性に納得してもらったという。韓国人女性はかたことの日本語で「ありがとうございます」と言い、何度も頭を下げながらその場を去った。

携帯電話を無事に落とし主に返すことができた中国人は、動画に「気持ちのよい1日だった。私たちの(結婚)10周年にこんな出来事に遭遇して、とても面白かった」の文字を添えた。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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