台湾メディアのTVBS新聞網は8日付記事で、「訪日外国人観光客にやめてほしいと思ったこと」についてまとめた日本メディア「ピンズバNEWS」の報道を紹介し、「日本へ遊びに行く人は注意しよう」と伝えた。

ピンズバNEWSによると、40～50代の男女100人に訪日外国人観光客にやめてほしいと思ったことをリサーチしたところ、3位（17．0％）がごみの放置・ポイ捨てだった。TVBS新聞網は、ピンズバNEWSが「日本ではテロや犯罪への対策でごみ箱が設置されていないことも多い。訪日観光客が増えた結果、ごみのポイ捨ても増加している。観光名所周辺にごみが散乱すると、観光地全体の美観も損なわれ、他の観光客だけでなく地域住民にとっても深刻な問題だ」と報じたことを紹介した。

2位（19．0％）が「車道で写真」など交通ルール違反で、TVBS新聞網は、ピンズバNEWSが「レンタサイクルの危険運転や、写真撮影のために道に広がって人や車の進行を妨げるといった行為も問題になっている。山梨県富士河口湖町では、コンビニの屋根の上にのっているような富士山が撮影できるとして、人気の写真スポットがあったが、外国人観光客が殺到した結果、好き勝手に道路を横切るなど車の通行妨害となる危険行為があり、5月に富士山を見えないように目隠しの幕が設置されたことがニュースになった」と報じたことを紹介した。

1位（20．0％）が神社仏閣・文化財への不適切行為で、TVBS新聞網は、ピンズバNEWSが「神社仏閣などは観光地としても人気だが、文化財に対する落書きや破壊行為の他、国の天然記念物に指定されている奈良の鹿を傷つける行為もニュースになった。10月にはチリ人の女性インフルエンサーが、神社の鳥居で懸垂する動画がSNSを通して拡散され、批判が殺到。11月には明治神宮の鳥居の柱部分にアルファベットを刻んで傷をつけたとして、米国籍の男性が逮捕されたというニュースもあった」と報じたことを紹介した。（翻訳・編集/柳川）