「台湾有事は日本有事にとどまらず世界有事」、訪日の民進党秘書長が言及―台湾メディア

Record China    2024年12月9日(月) 11時0分

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8日、台湾メディア・中時新聞網は、台湾の与党・民進党の林右昌(リン・ヨウチャン)秘書長が頼清徳(ライ・チンダー)総統の代理として訪日したと報じた。写真は林右昌氏のフェイスブックより。

2024年12月8日、台湾メディア・中時新聞網は、台湾の与党・民進党の林右昌(リン・ヨウチャン)秘書長が頼清徳(ライ・チンダー)総統の代理として訪日したと報じた。

記事は、林氏が7日に4日間の日程で日本を訪れ、到着後最初の行動として日本維新の会の議員らと非公開の会談を実施して東アジアの安全保障や日台交流の増進について議論を行ったと紹介。台湾側は林氏のほか郭国文(グオ・グオウエン)立法委員、新北市議の山田摩衣氏および民進党幹部やシンクタンクの学者が出席し、維新の会からは東徹、和田有一朗の両衆議院議員や元大阪府議会日華親善議員連盟会長の永野孝男氏ら13人が参加したと伝えた。

そして、林氏が頼総統に代わり、維新の会が長期間台湾海峡地域の安全への関心や台湾へのサポートを行ってきたこと、今年発生した花蓮大地震で3000万円の義援金を送ってくれたことに感謝を示した上で「日台間は友人の関係ではなく、家族のようなもの」とコメントしたと紹介。来年開催予定の大阪万博について、自身が基隆市長時代に開催した都市博覧会の経験を紹介するとともに、「きっと大きな大阪ブームが起こるだろう」と万博の成功を祈願したと伝えている。

また、会談の中では維新の会のメンバーが東アジアの問題に強い関心を示し、林氏が中国本土の飛行機や艦船が毎日のように台湾海峡付近で軍事演習を実施していることに触れて「地域の安全問題と世界の安全問題の境界があいまいになりつつある中、ますます多くの人は中国問題がもはや台湾だけの問題ではなく、日本ひいては世界共通の問題と認識している。台湾の有事は日本の有事にとどまらず、世界の有事である」と語り、同じ「民主国家」として日台双方が緊密な交流と強力を深め、脅威に対応していく必要性を指摘したと報じた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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