広西チワン族自治区でソデグロヅルを初確認―中国

人民網日本語版    2024年12月11日(水) 17時30分

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広西チワン族自治区でソデグロヅルが確認された。

広西チワン族自治区富川ヤオ族自治県のバードウォッチャーが7日、ソデグロヅルの撮影に成功した。同自治区でソデグロヅルの撮影に成功したのは今回が初めてのことだ。バードウォッチャーは、富川亀石国家湿地公園に飛来したばかりの大型の鳥の写真をネット上に投稿し、「『広西鳥類図鑑』によると、同自治区でソデグロヅルが確認されたことはないため、これがソデグロヅルかは定かでない」と書き込んだ。広西日報が伝えた。

翌8日、その情報を知った広西大学林学院の蒋愛伍(ジアン・アイウー)教授がチームと共に富川瑶族自治県に足を運び、中国で国家一級重点保護野生動物に指定されているソデグロヅルを実際に確認した。

ソデグロヅルが突然飛来したことで、それをカメラに収めようと、多くのバードウォッチャーが湿地公園を訪れている。ソデグロヅルは飛来したばかりにもかかわらず、カメラを向けられてもおびえることなく、干潟を歩いたり、翼を広げて飛び回ったりしており、その姿はとても優雅だ。

中国においてソデグロヅルは、越冬のために飛来する渡り鳥で、この地で繁殖することはない。世界の個体数は6000羽未満だ。蒋教授によると、今回、亀石ダムで確認されたソデグロヅルは亜成体だという。

鳥類の専門家によると、ソデグロヅルはロシアのシベリア地域で繁殖し、秋になると南下して、中国の長江中・下流で越冬する。江西省北部、長江南岸にある湖・鄱陽湖にたくさんのソデグロヅルが飛来し、他の場所ではその姿を見ることはとてもまれだ。広西でソデグロヅルが確認されるのは今回が初めてとなっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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