日本人は豪華列車の旅に夢中―中国メディア

Record China    2024年12月16日(月) 7時30分

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9日、環球時報は、日本で「ロイヤルエクスプレス」などの豪華列車に対する人気が高まっていると報じた。

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2024年12月9日、中国メディアの環球時報は、日本で「ロイヤルエクスプレス」などの豪華列車に対する人気が高まっていると報じた。

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記事は、来年1〜2月にかけて四国・瀬戸内海を巡る「ロイヤルエクスプレスの旅」のチケットがすでに完売したことを運営会社が発表したと紹介。ロイヤルエクスプレスは伊豆を中心とした観光列車として17年に運行を開始し、人気の高まりとともに北海道での最北端の旅や、温暖な四国島での瀬戸内海ルートも運行されるようになり、各ルートでは地域特有の要素、美しい景色と文化が盛り込んでいると伝えた。

そして、日本ではここ数年多くの鉄道運営会社が豪華観光列車を導入し、五つ星ホテルのようなサービスを鉄道に持ち込み、特色ある観光ルートを企画しているとし、「ロイヤルエクスプレス」のほかに「ななつ星 in 九州」「瑞風」「四季島」といった豪華列車が運行していると説明。「ななつ星 in 九州」の名前は、福岡県、佐賀県、長崎県など九州地方の七つの観光県に由来し、自然や美食、温泉、歴史文化など九州の七つの観光の魅力を表現しているとした。

さらに、豪華列車「四季島」は、伝統と現代の贅沢な要素を融合させており、外観は特別に調合されたシャンパンゴールドで、内部には和紙や漆といった日本の伝統的な素材と工芸が多用されていると紹介。車両や地上設備、専用ラウンジを含むプロジェクト全体の総投資額は100億円にも上るほか、ハード面の豪華さにふさわしいきめ細かなサービスも提供されており、列車のスタッフがタクシーの手配、メニューの変更、客室の個別アレンジなどの対応を行うと伝えた。


記事はその上で、豪華な観光列車は当然ながら高価であり、「四季島」列車の3泊4日の旅は部屋のタイプにより1人当たり141万〜195万円となっているほか、宿泊設備がなく沿線の特色ある高級ホテルに宿泊する形式をとる「ロイヤルエクスプレス」でも、2人旅行の場合1人当たりの費用は3泊4日で88万〜102万円に上ると紹介。それでも人気が高く、一度に30~50人しか乗れない限定性により乗車希望者は4~6カ月前に予約する必要があり、抽選になることも多いと説明し、来年春夏の豪華観光列車はほぼ満席で「キャンセル待ち」状態であるとした。

一方で、豪華観光列車をめぐってはその高額さもあって「宣伝ポスターで謳われているほど地元文化の豊かさを体験できるわけではなく、単にいくつかの特色文化要素をパッケージ化して一部の富裕層向けにサービスを提供しているに過ぎない」という批判の声もあると伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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