Record China 2024年12月11日(水) 11時0分
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中国の放送局・深セン広播電影電視集団の番組「第一現場」は10日、日本に嫁いだ中国人女性が音信不通になっていると報じた。
連絡が取れなくなっているのは向暁芳(シアン・シアオファン)さん。湖南省岳陽市華容県に住む母親によると、向さんは1982年生まれで、2011年に日本人男性と結婚して日本に移り住んだが、23年8月に母親とビデオ通話をして以降、連絡が取れなくなっている。また、通信アプリ・微信(ウィーチャット)もその日を境に一切更新されていないという。
母親は、最後のビデオ通話で向さんが「家賃の支払いをめぐって夫から暴力を振るわれた」と話していたことを明かし、カメラ越しに向さんに向かって「早く帰ってきて。彼に殴り殺されないで」と呼び掛けた。また、今年初めに脳梗塞を患った78歳の父親が向さんに会いたがっていると説明。自身は本業の野菜の販売のほか、清掃などいくつかのアルバイトを掛け持ちして旅費を稼いでおり、「日本に娘を探しに行く」と語っている。
家族をよく知る近隣住民は「父親は(病気のため)もう長くは待てない。いつこの世を去ってもおかしくない。向さんが最後に両親と会ったのは16年。相手(夫)の家族とは言葉が通じないことからあまり交流はなく、非常に冷たくされたようだ」などと語った。なお、「第一現場」は本件について、在日本中国大使館に情報提供を行ったとのこと。
「第一現場」は「皆さん理性的にコメントしてください」と極端な言論を控えるよう呼び掛けているが、コメント欄では「日本になんて嫁ぐからだ」「日本人と結婚なんて何を考えているか分からない」「自業自得」「同情の余地なし」「申し訳ないが、理解できないし、尊重できないし、祈る気持ちにもなれない」「日本にはDV男が多い」といった投稿が相次いだ。
このほか、「DV(家庭内暴力)は恐ろしい」「どうか無事でいてほしい」「連絡が取れないだけで、案外普通に暮らしているかもよ」「とりあえず、一方だけの話は信じない。裏に何かあるかもしれない」「双方の言い分を聞かないと分からない。今のネットは信用できないから」などのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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