人民網日本語版 2024年12月14日(土) 22時30分
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新疆ウイグル自治区ウルムチ市に「ナンの無人販売所」が登場した。
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新疆ウイグル自治区ウルムチ市の道路・西虹東路にある凌慶農産物マーケットの隣に最近、自分でナンを選び、QRコードをスキャンして決済するナンの無人販売所が登場。通行者の注目を集めている。新疆日報が伝えた。
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無人販売所は、ボディーが黄緑色で、屋根は白の移動販売車。各種ナンや牛乳がたくさん並べられている。そして、左端に微信支付(WeChatペイ)のQRコードがかけられ、その下には「グッドニュース。ナンの無人販売所が開店しました。一つ5元(約100円)、三つで10元(約200円)です。牛乳は1キロ5元(約100円)です。自分で選んで、自分で決済してください」とペンで手書きされたホワイトボードがかけられている。
「ナンの無人販売所」に足を運ぶと、その前を通った多くの人が物珍しさから足を止めて見ていた。そして、自分でナンを選び、ビニール袋に入れて、QRコードをスキャンして決済している人もいた。
ウルムチ市民の呉欣(ウー・シン)さんは、孫娘を幼稚園に送った後、「ナンの無人販売所」の前を通り、ゴマ入りのナンを1つ選んで、QRコードをスキャンして決済し、「出来立てのナンなので、一つ買ってみた。自分で選んで、自分で決済するというのも、あまりないスタイルだし、便利」と話した。
「ナンの無人販売所」の経営者・阿卜拉江・亜森さん(46)は、農産物マーケットの中でナンを販売する店を経営しており、作ったナンをその店と「無人販売所」で販売している。「無人販売所」の売り上げは1日当たり70~100元(約1400~2000円)で、開設して1カ月ほどになるという。
アクト県出身の阿卜拉江さんはウルムチ市でナンを販売するようになって約20年。今年、収入を増やすために「ナンの無人販売所」を設置することにした。そして、山東省徳州市のある事業者がライブ配信を通して電動式の移動販売車を販売しているのを見て、すぐに連絡し、約1万元(約20万円)で購入したという。
阿卜拉江さんは移動販売車に板を並べ、そこに買ってきたナンを入れるかごを置き、さらに娘に値段や「宣伝文句」などを書いてもらったという。そして、10月20日に「ナンの無人販売所」の営業を開始した。阿卜拉江さんは「農産物マーケットの店でナンを作っている時に、スマホからお金を受け取った通知の音が聞こえると、無人販売所で誰かがナンを買ってくれたことが分かる。無人販売所があると、手間はほとんどかからないのに、収入は増えた」と喜ぶ。
「お金を払わずにナンを持っていく人がいないか心配にならないのか?」」という質問に、阿卜拉江さんは「今の人は民度が高いので、そんなケチなことをする人はいない。最初のうちはお金を払わずにナンを持っていく人がいるのではと心配し、 『無人販売所』に置いたナンの枚数を毎日数えて、夜に残っているナンと微信で受け取った金額を比べてチェックしていた。すると毎回、個数と金額がぴったり合っていたので、今ではチェックはしなくなった」と答えた。
そして、「さらに客を呼び込むために、三つで10元というお得な価格も打ち出している。今は寒い季節なので、客はそんなに多くないものの、売り上げはどんどん伸びるようになると信じている」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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2024/12/12
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