河南省でナス科ヒヨス属植物の新品種を発見―中国

CRI online    2024年12月13日(金) 19時0分

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河南省でナス科ヒヨス属植物の新品種が発見されました。

中国中東部にある河南省三門峡市林業局によれば、植物研究誌の「ノルディック・ジャーナル・オブ・ボタニー」がこのほど、河南省の三門峡市でナス科ヒヨス属の新種植物が発見され、「ベン池天仙子(ベン池ヒヨス)」と命名されたことを掲載しました(「ベン」はさんずいに「蠅」のつくり部分)。

ナス科ヒヨス属植物は世界中で約6種あり、ほとんどに薬用価値があります。中国の植物記録によれば、中国にはナス科ヒヨス属の植物が3種あります。ベン池ヒヨスの発見により、中国のヒヨス属植物は4種に増えました。

三門峡市林業部門の研究者は2017年、同市ベン池県坡頭郷黄河丹霞景勝区内の崖の上で、他とは異なる見たことのない植物を偶然に発見しました。研究者は標本と実験材料を採取し、実験室に持ち帰りました。

研究者が2020年5月にベン池県内のるヒヨスの発見場所に足を運んだところ同じ植物を見つけ、1輪だけつけていた花の形状から新種と判断しました。研究者はその場で標本と実験材料を採取して実験室に戻り、遺伝子の分析と研究を行い、品種として改めて確認することができました。研究者はその後、2021年から2024年にかけて追跡調査を行いました。特に三門峡市が2023年に河南省全域で森林遺伝資源収集作業を行った後で、発見したヒヨスの全フルライフサイクルでの全ての形状に関する厳密な調査を行ったことで、さらに進んで種の確認ができました。関連する論文は2024年12月に植物研究誌の「ノルディック・ジャーナル・オブ・ボタニー」に掲載されました。

同種は約1000株が三門峡市ベン池県黄河丹霞景勝区の崖の上に生えています。今回、新たな種が発見されたことで、現地の生態系環境が改善され続けていることと、未知の生物資源はまだ多くあり、研究を一層進めることが必要と分かりました。(提供/CRI

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