CRI online 2024年12月15日(日) 5時0分
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単体としては世界最大規模の容量を持つ浮体式洋上風力発電プラットフォーム「明陽天成号」が11日、中国南部の広東省陽江で正式に稼働しました。
「明陽天成号」は明陽風力発電集団が独自に開発したもので、1台の浮体式ベース上に世界で初めて8.3メガワットの海上ファン2基を搭載し、総設備容量が16.6メガワットに達する、現状では世界最大の浮体式風力発電プラットフォームです。
モニタリングデータによると、同プラットフォームはデュアルファン・デュアルウインドタービン設計を採用しており、2基のファンが並列し、2基のウインドタービンが逆方向に回転する設計で、それによりブレードの中央部分の風速が増し、空気力学によって変換される電力も増加します。その結果、受風面積が同じ従来のシングルタービンに比べ、発電量が4.29%増加し、年間約5400万キロワット時のグリーン電力が供給される見込みで、3人家族3万世帯の1年分の電力需要をまかなうことができます。
2基の風力タービンを確実に連動して動作させ、運転のずれを減らすため、「明陽天成号」には3台のコントローラーが搭載されており、その内の2台はそれぞれが対応するホストと風力タービンの回転速度とトルクなどを調整し、中央のコントローラーは2基のホストと2基の風力タービンのバランス調整と協調にあたることで、風力発電プラットフォーム全体の相乗効果を実現するということです。
「明陽天成号」は洋上への設置完了後、「ブラックスタート」技術により、外部電源のサポートなしで、自身のエネルギーと制御システムを使ってファンの起動と運転を完了し、アイドリング調整を実現しました。(提供/CRI)
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