中国国有鉄道を運営する中国国家鉄路集団がこのほど発表したデータによると、今年1～11月、全国の鉄道固定資産投資額は前年同期比11．1％増の7117億元（約15兆円）に達しました。これは2022年通年をすでに上回り、今年通年では8400億元（約17兆6000億円）を超え、過去最高を更新する見通しです。

また、中国中部の湖北省荊門-荊州間の「荊荊高速鉄道」がこのほど正式に開通し、湖北省は全国で9番目（直轄市を除く）に「都市間を高速鉄道で結ぶ」目標を達成した省となりました。現時点で都市間を高速鉄道で結んでいる省は東部沿海地区と中部地区に集中しており、福建省、江蘇省、広東省、安徽省、江西省、河南省、湖北省、湖南省、河北省が含まれます。また、中国南西部に位置する広西チワン族自治区は、年内に「都市間を高速鉄道で結ぶ」目標を達成する全国で10番目の省レベル行政区となる見込みです。

今年9月時点で、中国の鉄道営業距離は16万キロを突破し、うち高速鉄道は4.6万キロを超え、2012年末と比較すると、鉄道64．2％、高速鉄道392．2％の伸びとなりました。中国は2025年までに全国の鉄道営業距離を16．5万キロに延伸し、うち高速鉄道の営業距離を5万キロにする計画です。（提供/CRI）