購入したかばんから見つかった紙、旧日本軍731部隊による犯罪の新証拠か―中国メディア

Record China    2024年12月15日(日) 18時0分

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中国湖南省メディアの瀟湘晨報によると、同省衡陽市の南華大学公共衛生学院の学生がフリマサイトで購入した布製のかばんから「泰安鎮」「克山病」などの文字と日本語の仮名などが書かれた紙が見つかった。

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中国湖南省メディアの瀟湘晨報によると、同省衡陽市の南華大学公共衛生学院の学生がフリマサイトで購入した布製のかばんから「泰安鎮」「克山病」などの文字と日本語の仮名などが書かれた紙が見つかった。

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疫学を専攻しているこの学生は、この紙が中国の東北地方で日本が行った疫学調査報告書の可能性もあると考えたものの、日本語ができないことから、ネット上で助けを求めた。

それに応じた人によると、そこに記載されている日本語は「昭和時代の日本語」で、内容は細菌学や風土病に関するもので、言及されている「大賚県」は現在の吉林省大安市にかつて存在した県で、旧日本軍731部隊が「細菌戦」を行った場所であることが分かった。「克山病」という名称は初めて発見された黒竜江省克山県の県名にちなんで命名された。


この学生は、この紙が旧日本軍731部隊と密接な関係があるのではないかと考え、黒竜江省ハルビン市にある侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館の職員に連絡し寄贈した。


陳列館の職員が11月11日に専門的な鑑定を行った結果、大賚県での疫学調査報告書の断片であることが確認された。そこには旧日本軍による残虐行為が直接記されているわけではないものの、旧日本軍による細菌戦に関連している可能性を排除できない上、旧日本軍が細菌戦を実施した際に対外的には通常の疫学調査だとするのが常だったと、職員は学生に返答したという。


陳列館はこのほど、学生が「大賚県での疫学調査報告書の断片」を寄贈したことに感謝の意を表すとともに、犯罪の証拠の価値を最大限に発揮させるため所蔵して研究する意向を表明した。陳列館が発行した寄贈証書が12月11日、学生のもとに届いたという。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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