中国の税関当局、「国家統一を害する地図」掲載の書籍1000冊差し押さえ―香港メディア

Record China    2024年12月16日(月) 12時0分

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15日、香港メディア・香港01は、中国税関当局が「国家統一を害する地図」が掲載されているとして書籍1000冊を差し押さえたと報じた。

2024年12月15日、香港メディア・香港01は、中国税関当局が「国家統一を害する地図」が掲載されているとして書籍1000冊を差し押さえたと報じた。

記事は、広東省深セン市福田区にある皇崗税関の職員がこのほど、一般貿易方式で申告された中国本土から香港に輸出する書籍の検査を行った際、書籍の挿絵に含まれる地図で「アクサイチン地区やチベット南部地区の国境線が誤って描かれ、釣魚島尖閣諸島の中国名)や赤尾嶼(大正島)、南海諸島(南シナ海の諸島)および南海断続線(九段線)が描かれていないといった問題がある」ことを発見したと中国税関総署が14日に発表し、これらの地図が中国の国家統一、主権および領土の完全性を損なう恐れがあるとの認識を示したことを伝えた。

また、税関総署がこれらの地図について「測量・地図作成の行政主管部門による鑑定の結果、公開地図の内容に関する国家の規定に合致していないことが確認された」とした上で「地図は国家の版図を最も重要に表現する形式であり、国家の主権範囲を示すものであるため、厳格な政治性、科学性、法的性が求められる。わが国の公開地図内容管理規定に適合しない印刷物や出版物は、すべて輸出入を禁止する」と注意喚起を行ったと紹介した。

報道によると、差し押さえを受けた書籍には香港で使用される予定だった英語表記の教科書も含まれていたという。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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