中国で韓国歌手のいないK‐POPコンサートが人気=韓国ネットには怒りの声「K-POPと名乗るな」

Record Korea    2024年12月17日(火) 10時0分

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16日、韓国・朝鮮ビズによると、中国では年末年始にさまざまな公演が開かれ、中でもK-POPコンサートが人気だという。

2024年12月16日、韓国・朝鮮ビズによると、中国では年末年始にさまざまな公演が開かれ、中でもK-POPコンサートが人気。ただし、韓国歌手は出演しないという。記事は「限韓令(韓流禁止令)により韓国人歌手が中国内で公演することは禁じられているため、代わりに中国人歌手が歌う。さらに音源は無断使用で著作権などは守られておらず、公演に伴う収益などは全て中国のものとなっている」と伝えている。

記事によると、今月から来年1月にかけ、天津西安、北京で「K-POPライブ巡回コンサート」が行われる。K-POPの人気アーティストの名前が並んでいるが、中国人のバンドが歌と演奏を担当するという。チケット価格は42~580人民元(約880~1万2000円)となっている。

こうしたK-POPがテーマの公演は中国国内でよく見られ、今月だけでも北京、山東省済南、山西省太原、天津などで予定されている。いずれも中国人歌手が歌うか、曲を聞かせるだけというスタイルだが、こうした公演は一緒にダンスを踊れるよう観客に覚えてきてもらうために、曲目リストをあらかじめ公開する。観客参加型のため人気が高いという。

問題は「中国人のK-POP消費に伴う利得が全く韓国にもたらされていない」点だと記事は指摘している。本来、中国でK-POPの曲をかける度に作詞家、作曲家などに著作権料を支払う必要があるが、これら公演では無断でK-POPが使用されている。中には違法ダウンロードした動画を使用したり、グッズを作って販売したりするケースもあるという。韓国の芸能事務所などもこうした問題を認知してはいるが、法的対応が容易ではないため、傍観している状況だという。

ただ、「いずれ限韓令が解除された際の中国進出に備え、違法とはいえK-POP消費を完全に止めはせず、ファン層を確保しておくことが大切だ」という意見もあるという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「K-POPと名乗るなよ」「そのうちもともと中国の曲だと言い出すぞ」「他国を尊重するマインドが皆無」「恥ということを知らない国」「中国にいかなる技術も情報も事例も渡したり共有したりしてはならない」「外国で韓国料理店、韓国式カフェをやってる人はほとんどが中国人で、クオリティーは低い。韓国人気に便乗していて、見苦しい」「こういうのを泥棒と言うんだ」など、厳しい声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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