繁忙期を迎える中国の切り花市場、7割以上は雲南省から

CRI online    2024年12月16日(月) 20時50分

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元旦や春節が近づくにつれ、中国の切り花市場は繁忙期を迎えています。

元旦や春節(旧正月)が近づくにつれ、中国の切り花市場は繁忙期を迎えています。中国南西部の雲南省昆明市にある斗南花卉取引市場はアジア最大の切り花取引市場で、年末を控え、新年に飾る花が相次いで出回り、消費者から大きな人気を呼んでいます。

斗南花卉取引市場は今、一年で最も商売が忙しい時期を迎え、花を買い求める消費者が途切れることがありません。コチョウラン、ナナミノキ、シンビジウムなどが新年に飾る花の主役である一方、縁起が良いことから、ヤナギバグミなどの珍しい品種も消費者の注目を集めています。

昆明市内にある切り花オークションセンターによると、今年1~9月に同センターで取引された切り花の大口発注量は前年同期比15%増の15億本に上り、新年の訪れが近づき、大口の発注がさらに増える見込みです。

実店舗での切り花販売が好調な一方、オンラインでの花の販売も爆発的な人気を呼んでおり、売れ行きが急激に伸びています。昆明市内にあるECライブコマース販売センターで切り花のEC販売に携わっている張意豪さんは、「11月に入ってから、1日当たりの注文量は5万~6万件に上り、近頃では日に10万件近くなってきた」と紹介し、その理由として新年に飾る花の消費需要の高まりを挙げています。

張さんは2022年から切り花のEC販売を始めました。「以前は、雲南省では主に中小農家が切り花の栽培をしており、天候による影響が大きかった。だが今では、中型・大型の施設農業(ハウスや温室などの施設を利用して行う農業)が大量に切り花産業に参入し、技術栽培や大規模栽培によって、切り花の栽培基準や品質の安定性が大いに向上している」と紹介しました。

データによると、雲南省では2023年の花の栽培面積が13万ヘクタールに上っており、切り花の栽培面積はその内の2万3300ヘクタールでした。また、同年の雲南省での切り花生産量は189億7000万本で、中国全土で販売される花の7割以上は雲南省産でした。

雲南省にある花卉企業の責任者・王鵬程さんは、「今年の輸出市場は非常に好調で、とりわけロシアやカザフスタンなどの『一帯一路』共同建設国からの注文量や顧客数が爆発的に増えており、前年同期比で顧客数は15%増え、注文量は20%以上も増えた」と紹介しました。

昆明税関の統計によると、今年1~11月の雲南省の切り花輸出額は前年同期比34.5%増の6億7000万元(約140億7000万円)に達したということです。(提供/CRI

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