CRI online 2024年12月18日(水) 18時50分
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中国では冬の寒さから逃れるための避寒地や、逆に雪景色やウインタースポーツを楽しめる北国が人気の旅先になっています。写真は海南省三亜の亜龍湾海水浴場。
各地の気温が下がるにつれて、中国では冬の寒さから逃れるための避寒地や、逆に雪景色やウインタースポーツを楽しめる北国が人気の旅先になっています。
中国気象サービス協会などは16日に発表した「中国気象観光発展報告(2024)」の中で中国気象観光総合指数を示し、中国国内40都市の冬の景観や気候条件を生かした養生のための旅行、避寒地旅行、避暑地旅行、天体観測旅行、氷雪旅行といった気象観光資源の開発と利用の状況を評価しました。
同報告によると、今年11月以降には多くの地域で寒波が到来して気温が急速に下がり、南部地域や島などを旅する人が例年より早く増えています。関連サイトによると、11月下旬以降には南部を目的地とする避寒をテーマにした観光商品の予約が著しく伸びており、広東省、福建省、 海南島、広西チワン族自治区などの華南地区や雲南省や貴州省などの西南地区が国内観光の注文の6割以上を占めています。中でも上位は広州、三亜、珠海、シーサンパンナ、重慶、桂林、成都、アモイ、北海、麗江などです。
避寒地ツアーは特に高齢者層に好まれています。海南省の冬の避寒地旅行の主たる客層はやはり60歳以上の高齢者層で、特に長期滞在型の商品が人気を集めています。高齢者層はもはや従来型の旅行に満足せず、生活の質や心身の健康、文化体験をより重視していることから、温泉旅行や健康養生といったテーマのある旅が主流になりつつあります。
一方で、広大な国土による気候の違いから、中国北部は氷雪の旅を活性化できる強みがあります。人気の観光地はハルビン、吉林、アルタイなどです。中国では2022年の北京冬季五輪大会の開催以降、3年間連続で延べ3億人が冬のシーズンに氷雪の旅やウインタースポーツを楽しみました。2024年から2025年にかけての冬のシーズンには延べ5億人に達し、観光総売上高は7000億元(約14兆8000億円)を超える見通しです。(提供/CRI)
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