中国の俳優リウ・ハオラン（劉昊然）とワン・バオチャン（王宝強）が共演するコメディー映画「唐探（唐人街探偵）1900」が2025年旧正月（春節）の元日（1月29日）に劇場公開されると報じられた。

「唐人街探偵（邦題：僕はチャイナタウンの名探偵）」は、15年に公開されたタイ・バンコクの中華街が舞台の「唐人街探偵 THE BEGINNING」から始まり、18年の「唐人街探偵 NEW YORK MISSION」、21年の「唐人街探偵 東京MISSION」と、海外のチャイナタウンで起きた犯罪に立ち向かうシリーズ映画だ。

新たに公開されるシリーズ4作目は、1900年の米サンフランシスコの中華街を舞台とするもの。白人女性殺害事件でぬれぎぬを着せられた中医の秦福（リウ・ハオラン）と華人阿鬼（ワン・バオチャン）が協力して真犯人をあぶり出し、冤罪（えんざい）を晴らしていく物語。

これまでのシリーズ3作品はイケメンとコメディアンの異次元タッグと、コミカルなミステリー展開が評判を呼び、興行成績は1作目の8億元（約172億円）、2作目の33億元（約710億円）、3作目45億元（約968億円）と右肩上がり。この流れで最新作も堅調に推移すると期待されている。

「唐人街探偵1900」の登場により、春節の元日に公開される映画はアクション・ファンタジー系の「封神第二部：戦火西岐」、武侠モノの「射鵰英雄伝：侠之大者」、アニメの「哪吒之魔童鬧海」と「熊出没・重啓未来」の5作品に。SNSでは「春節に見たい映画」の投票が始まり、早くからにぎわいの様相が呈されている。（翻訳・編集/RR）