独系日系の自動車メーカーが中国でEV発売へ

CRI online    2024年12月22日(日) 7時0分

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ドイツ系や日本系の多国籍自動車メーカーは、新エネルギーへの構造転換を加速させて中国市場の奪還戦に取り組んでいます。写真は広州国際モーターショー。

中国東北部の吉林省長春に拠点を置くアウディ一汽新エネルギー車は18日、アウディブランドの電気自動車(EV)の量産を発表しました。アウディのゲルノット・デルナー最高経営責任者(CEO)は、「中国市場でのEV量産をスタートさせたことは、電動化への構造転換戦略で重要な一歩を踏み出したことだ」と表明しました。また、アウディ以外にもドイツ系や日本系の多国籍自動車メーカーは、新エネルギーへの構造転換を加速させて中国市場の奪還戦に取り組み、かつての栄光を取り戻そうと望んでいます。

アウディ中国の責任者は18日、最初に生産するのはアウディQ6L e-tronシリーズで、その後は中国市場のために開発したアウディA6 e-tronを生産すると明らかにしました。アウディが中国に設置した初のEV車種生産基地が本格量産を始めることになります。

いま、ドイツ系自動車メーカーは中国市場で15%に近いシェアを占めていますが、かつての25%をはるかに下回っており、EV市場でのシェアは10%に満たないとのことです。

一方で、日系自動車メーカーもEVの開発と発売によって中国市場での劣勢を挽回しようとしています。トヨタホンダ日産自動車はいずれもEV新車種の開発に取り組み、来春の発売を目指しています。さらに、トヨタのSUVは20万元(約420万円)以下の過去最低価格で競争に加わるとのことです。

沃達福デジタル自動車国際協力研究センターの張翔主任は、日系企業は従来型のガソリン車やハイブリッド車の市場で圧倒的な影響力を持つものの、自動車産業の成長に関する技術路線で誤った判断をしたため、現在は未来の発展方向に沿った技術の開発に不退転の決意で臨まねばならないとの考えを示しました。(提供/CRI

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