2024年12月20日、韓国・SBSによると、仁川国際空港で19日朝、出国ゲートで異例の大混雑が発生し不満が続出した。

仁川空港公社などによると、19日午前8～9時、第2旅客ターミナルの出国手続きが遅延し、混乱が生じた。待ち時間があまりに長く、利用する便に乗れないのではと心配し大声を上げる客もいたという。

この混雑の原因は、まず今月6日から保安検査場でセキュリティチェックを受ける際、ヒールの高い靴やスニーカーを履いている場合は脱がなければいけなくなったこと。このため検査に時間がかかるようになった。次に、新規の保安設備を導入し従来の1．5倍の人員を投入した結果、既存設備の稼働が手薄になったこと。いずれもある程度、予測可能だったことであり、前もって人員拡充などの対策を取るべきだったと批判の声が上がっているという。

この事態を受け、国土交通部が実態把握を進める方針だという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「第2ターミナルの4段階拡張で従来の2倍以上に広くなったが人は全く増員されていない。勤務地と設備は増えたのに人が足りず、まともに稼働していない状態だ」「第1ターミナルも同じだ。乗り遅れかけたことが一度や二度じゃない。どの先進国の空港でも、出国場がこうまでめちゃくちゃなところはない」「最近の混雑は本当にひどい。乗り遅れた人も見たよ。働いてる係員たちは不親切だし、利用したくない空港だ」「乗り遅れた人はもともと時間の余裕を持たずに空港に行ったんでしょ。年に20回は海外に行くけど、常に空港には3時間前に着くようにしてるし、一度も焦ることになった経験はない」「最近は4時間前には行ったほうがいいくらいだよ。搭乗手続きで待ち、出国場で待ち、保安検査で待ち、出国審査で待ち…。待ち時間の連続だ」など、さまざまな意見が寄せられている。（翻訳・編集/麻江）