【CRI時評】中米協力:大きな成果を期待

CRI online    2024年12月21日(土) 23時10分

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中米は12月中旬、経済金融作業会議を開き、「中米科学技術協力協定」を更新した。中国側は、中米協力は多くの大きなことと良いことを成し遂げることができると表明した。

中米は12月中旬、経済金融作業会議を開き、「中米科学技術協力協定」を更新した。中国側は、中米協力は多くの大きなことと良いことを成し遂げることができると表明した。国際問題ウォッチャーは、米政権交代の過渡期に中米の対話と協力が着実に進められていることを、良い兆しと見ている。

中米が国交を樹立して以来の45年間の経験は、協調すれば両方に利益がもたらされ、争えば共に傷つくことを示している。中国の習近平国家主席は先月、バイデン大統領と会談し、トランプ大統領に祝電を送ることで、中米関係の発展の方向性を示した。習主席は、中米は対話と協力を強化し、大国としての責任を共に担うべきだと強調した。

中米関係は近年、外交、安全保障、経済貿易、人と文化といった分野で積極的な進展を遂げている。双方は過去1年間にも、戦略的意思疎通や経済、金融の分野での会議を繰り返し、人工知能(AI)などの分野で協力を展開した。このことは、中米がその意欲があれば、意見の相違を適切に処理し、共通する利益の追求に専念できることを示している。

現在、国際情勢は複雑で、世界は気候変動、経済回復などの試練に直面している。中米の協力強化は、両国に益するだけでなく、世界の平和と発展にも貢献する力を発揮することができる。パキスタンの大統領報道官を務めた経験のあるカマル・バシル氏は、中米の協力が世界の共通発展を後押しし、人々の幸せを増進すると指摘した。

米次期大統領のトランプ氏は、米中が手を組むことで世界の多くの問題を解決できると述べた。しかし、米国側が貿易と科学技術での中国抑圧をエスカレートさせれば、双方が築き上げてきた貴重な対話協力の勢いを損なう恐れがあるとの懸念が出ている。専門家は、米国側は既存の協力メカニズムを尊重し、対立を減らし、共通するより多くの利益を模索すべきだとの認識を示している。

中国は対米姿勢の基本として「四つの不変」を掲げている。すなわち、「中国は中米関係の安定、健全、持続可能な発展を目指す目標は不変」「相互尊重、平和共存、協力共栄の原則に基づいて中米関係を処理する方針は不変」「自らの主権、安全、発展の利益を堅持する立場は不変」「中米両国国民の伝統的な友好を継承する願いは不変」だ。

中国側はこの「四つの不変」を堅持するとともに、台湾問題などのレッドライン(越えてはならない一線)を明確にし、対話と協力を行うことが中米関係の安定を推進する鍵であると強調している。双方は競争しつつも衝突を避け、互恵とウィンウィンの目標達成に集中しなければならない。米国の一部有識者は、中米関係に理性的に対応し、悪循環に陥らないよう呼びかけている。

長期的に見れば、中米関係の希望は人々にあり、基礎は民間にあり、未来は青年にあり、活力は地方にある。人と文化交流と民間の往来を強化することは、中米関係により多くの活力を注ぎ込むことになる。

世界は、中米が引き続き対話を維持し、協力を深め、不確定な国際情勢に多くの確実性をもたらすことを期待している。フランス人研究者のダヴィッド・ゴセ氏が述べたように、中米は建設的な接触が依然として可能であることを証明し、世界に手本を示すことができる。(CRI論説員)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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