中国を訪れて7回中国国際輸入博覧会に参加したセルビアのミロシュ・ブーチェビッチ首相はこのほど、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）傘下のCGTNの記者のインタビューに応じ、「この輸入博は中国の国際協力における開放的な態度の表れだ。他の大国と比べて、中国式現代化には独特な点がある。それは、中国が自らの発展の経験を他国や他民族と共有することを喜んでいることだ。そこには全人類に対する責任意識が込められている。これが、私たちが支持する人類運命共同体だ」と述べました。

ブーチェビッチ首相はまた、一部に「中国は輸出国として他の市場への進出を狙っているだけ」という声があることについて、「輸入博がこの嘘を打ち砕いた」との考えを示し、「この輸入博は他国にとって、中国の消費者やパートナーに製品を紹介する絶好の機会となっている」と指摘しました。

統計によりますと、2023年の中国とセルビアの輸出入貿易総額は前年比23.7％増の43億5000万ドル、2024年上半期は前年同期比30％増の27億2000万ドルでした。

今年7月1日、中国・セルビア自由貿易協定が正式に発効しました。これは中国と中東欧諸国の間の初めての自由貿易協定です。これについてブーチェビッチ首相は「セルビア企業にとって大きなチャンスだ。セルビア経済にとっては挑戦であり、質を維持しながら、数の面で中国の需要を満たさなければならない。セルビア経済が著しい成果を上げる好機であり、多くの企業がビジネスを展開する絶好の機会を迎えている」と述べました。（提供/CRI）