サッカー元中国代表FW「日本に来て認識が覆された」―中国メディア

Record China    2024年12月23日(月) 17時0分

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サッカー元中国代表FWで、日本のサッカー環境に心酔して日本で子どもを育てている楊旭(ヤン・シュー)氏が「日本に来てから認識を覆された」と語った。

サッカー元中国代表FWで、日本のサッカー環境に心酔して日本で子どもを育てている楊旭(ヤン・シュー)氏が「日本に来てから認識を覆された」と語った。中国のスポーツメディア・直播吧が22日付で伝えた。

記事によると、楊氏はサッカーのユースコーチが子どもたちを指導する時期について「3~15歳が適している時期と考える。なぜなら基礎を教える時期だから。この期間に子どもたちに意識や思考、ボールコントロール、体の動かし方、判断力などを教える。これは日本のコーチが非常に重視していることで、基礎を築く上で非常に重要な要素だ。この年齢を超えてからこうした技術を学ぶのは遅い」と語った。

また、「15歳までというのはとても重要な段階だ。日本のコーチはブラジルやスペインの動きをかみ砕いて、独自の方法でとても細かく子どもたちに指導している。現在、日本のユース育成は、黄色人種の子どもに最も適した基礎的なトレーニングをすでに見つけている。日本のコーチは初期段階から子どもたちに自ら考える能力やハードワークの精神、サッカーへの愛情を養わせる。これらはサッカーをしていくに当たって非常に重要な基礎になる」と説明した。

さらに、「私の子どもは日本に来たばかりの時、水筒をなくし、その翌日にはボールをなくすということが続いた。これは日本では非常に嫌がられることだ。しかし徐々に慣れていき、ボールや水筒やかばんやユニフォームはどう扱うべきか、子どもに自分で考えさせた。翌日には、自分で準備をするようになった。遠征でも、子どもたちが自らテントやボール、クーラーボックスを運び、コーチは手伝わない。これは生活の中で子どもたちが自主的な思考力を養う一環でもある。そして、その力は試合でも発揮される。これが、日本の子どもたちの試合の流れを読む力が、中国の子どもたちよりも優れている理由だ」と論じた。

楊氏は、「振り返って、われわれ(中国)国内の子どもたちは、過保護にされすぎている。それによって、子どもたちの自分で考える力を含めた生存能力が非常に弱まっている。私も一人の中国人の親として反省している」とし、「日本に来てから見聞きしたものは、私がもともと持っていた認識とはかけ離れていた」と語った。

中国のネットユーザーからは「私の息子はもうすぐ2歳になるが、国内でこのような(自律を重んじた)教育体制の学校はどこにあるだろうか」「中国の子どもはスマホゲームばかり」「今の親は子どもを大事にし過ぎている。私たちが子どもの頃はもっと放任していた。それでも掃除、洗濯、裁縫などは一通りできた」「とてもためになる内容だった。もっと発信してほしい」「その通りだ。日本の優れた部分を中国に持ち帰ろう」「日本はすごい。謙虚に学び続けることが大事」などのコメントが寄せられていた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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