月探査機「嫦娥6号」などが「2024世界工学成果トップ10」に入選―中国

人民網日本語版    2024年12月23日(月) 21時30分

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月探査機「嫦娥6号」などが「2024世界工学成果トップ10」に入選した。

中国工程院の機関誌「Engineering」が選定した「2024世界工学成果トップ10」が18日、北京市で発表された。CAR-T細胞療法、月探査機「嫦娥6号」、低軌道通信衛星コンステレーション、フレキシブルディスプレイ、高温ガス冷却炉原子力発電所、スマート工場、自動運転車、手術ロボット、動画生成AIモデル「Sora」、超大型風力発電設備が入選した。人民網が伝えた。

「世界工学成果トップ10」は主に、過去5年近くで完了し実践によって効果が検証されている上、世界的な影響を与えた工学テクノロジーの重要イノベーション成果を指す。重要プロジェクトまたは主要技術設備が含まれるだけでなく、工学テクノロジーの重要オリジナルイノベーションのブレークスルーも含まれる。

今回の世界工学成果トップ10は次の三つの特徴を示している。

(1)一つもしくは複数の工学テクノロジー分野の最先端の技術水準または重要なオリジナルブレークスルーを表しており、未来の技術進歩の方向性をけん引できるものだ。例えばCAR-T細胞療法はがんやその他の深刻な病気の新しい治療法を開拓し、細胞療法時代の到来を告げるものとなった。

(2)技術統合と資源最適化配置により全体目標を達成し、システム統合イノベーションの顕著な特色を示している。例えば低軌道通信衛星コンステレーションは、その独特な軌道の優位性と技術の特徴により、世界通信ネットワークの重要な構成部分になりつつある。スマート工場は製造技術と情報技術の高度な融合により、生産・製造および管理のライフサイクル全体のデジタル化・ネットワーク化・スマート化を実現した。

(3)新しい産業と新しい原動力を生み出し、重要な産業けん引と経済的価値を持ち、新たな質の生産力の発展方向を表している。例えば自動運転車やフレキシブルディスプレイは幅広い応用の見通しを持ち、予見可能な破壊的技術として新しい技術イノベーション革命を牽引し、すでに大きな経済的・社会的効果をもたらしている上、人々のライフスタイルを大きく変えている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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