韓国で建設業界の高齢化が深刻に、20~30代が離れていく原因は?—韓国メディア

Record Korea    2024年12月25日(水) 8時0分

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22日、韓国メディア・ソウル経済は「韓国の建設業界は20~30代の従事者の割合が大幅に落ち込み、高齢化が顕著になっている」と伝えた。資料写真。

2024年12月22日、韓国メディア・ソウル経済は「韓国の建設業界は20~30代の従事者の割合が大幅に落ち込み、高齢化が顕著になっている」と伝えた。

韓国統計庁の資料によると、建設業に従事している青年層は今年5月現在13万1000人と集計された。前年同期に比べ3万7000人減少した。青年層が最初の職場に選択する分野を調べた調査でも、建設業は分野中、最下位という結果だった。

韓国建設人政策研究院によると、今年6月現在、全国の建設技術者は100万9144人で、そのうち20~30代は15万8503人(15.7%)と集計された。40代を含めても半数(42.6%)に届かない。一方、50~60代の建設技術者(57万8192人)は全体の57.3%に達した。

韓国建設産業研究院が今月公表した資料によると、建設技術者の平均年齢は04年は38.1歳だったが、今年上半期現在51.2歳となっている。昨年の韓国の全労働者の平均年齢は43.8歳だった。

同院は「若者不足が深刻化している原因は、国の人口構造変化だけでなく、建設産業に対する固定観念が影響している」と指摘している。

建設産業ビジョンフォーラムと韓国建設産業研究院が建設業界に従事している若者と建設関連専攻の大学生406人を対象にアンケート調査を行った結果、建設産業で働く若者の10人に4人が「転職を考えている」と答えた。この1年間で建設産業に対するイメージが悪化しており、回答者の93%が「イメージ改善が必要だ」としている。未来の見通しを尋ねる質問には37%が「悪い」、41%が「普通」と答えたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「少ない賃金で外国人労働者と同じ等級で使われるのに、従事したいと思うか?」「朝鮮族より待遇が悪いぞ。建設業はやめておけ」「建設業は全国あちこち行かされて1カ所に定着できないのが問題だよね」「稼ぎは悪いのにストレスはロッテタワー並み。そりゃあ、従事したくないでしょ」などの声が寄せられている。

一方で、「猫もしゃくしも4年生大学を出て、理想ばかり高くなり、仕事をえり好みするようになった」「最近の若い子は楽な仕事ばかりやろうとするのが問題だと思う」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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