Record China 2025年1月7日(火) 5時0分
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中国メディアの環球時報は「中国人の到来がブラジルの生活習慣を変える」と題し、ブラジルの都市が中国自動車メーカーの工場開設によって変化し始めているとする、ブラジルメディアの報道を紹介した。
記事は、ブラジル紙「エスタード・デ・サンパウロ」の記事を引用。同紙は、2024年上半期に中国の自動車メーカーが30万人以上の住民を抱えるサルバドール大都市圏で事業を開始して以来、地元の商業施設における中国人の姿が増加していると紹介し、同都市圏にある工業の中心地カマサリにはもともと地元の工場を訪れる外国人の姿をしばしば目にしていたものの、今年に入って街で見かける中国人の数が急増したと伝えている。
地元の労働者協会によると、現在BYDの電気自動車工場には約1000人の労働者が勤務しており、そのうち500人が中国人労働者だという。同紙は中国人の存在がカマサリの日常風景を変化させており、毎日午前6時になると中国人労働者たちが街路に列を作り、工場へ向かうシャトルバスを待ち、午後5時から6時半にかけては仕事を終えた労働者たちが街に集まるようになったと紹介した。
また、言語の壁があるため、現地住民と中国人労働者との接触は限られているものの、翻訳ソフトを使うことで日常的なやり取りは問題なく行われているとし、あるレストランのオーナーは「一部の中国人が常連客になった」と語り、中国人労働者のおかげで業績が上向く見通しを示したと伝えた。
同紙はさらに、長城汽車が工場を建設したサンパウロ州イラセマポリスでは、中国からやって来た労働者の数は約80人と少ないものの、地元の小売業者たちは中国人の購買習慣に適応しつつあると紹介。スーパーマーケットでは豚肉や野菜、果物も品揃えを充実させており、関係者は「商品全体の売上が急増しているわけではないが、以前はほとんど売れなかった商品が、今では人気となっている。特にアジア食品が売れるようになった」と変化を語ったことを伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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