航空アイスレーダーで氷河量の調査を実施―中国

人民網日本語版    2024年12月24日(火) 22時30分

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中国科学院空天情報革新研究院の科学研究者は航空アイスレーダーと3次元レーザーレーダーを利用し、甘粛省で氷河透視調査に成功した。

中国科学院空天情報革新研究院の科学研究者は航空アイスレーダーと3次元レーザーレーダーを利用し、甘粛省で氷河透視調査に成功し、典型的な氷河の量を正確に解明したことが20日、同研究院への取材で分かった。中国が航空アイスレーダーで典型的な氷河の量を調査するのは初めて。関連成果は河西走廊各流域の水資源管理、祁連山の生態環境保護と地域の持続可能な発展などに重要なデータサポートを提供する。科技日報が伝えた。

航空アイスレーダーは航空機に搭載し氷河の透視観測を行うレーダーのことで、氷河にPバンドまたはVHF帯の低周波電磁波を発射し、氷河表面と基岩が反射するエコーを受信し、処理と逆推定により氷河の厚さと量の情報を取得する。

今回の調査は2024年度甘粛省典型的な氷河航空アイスレーダー透視調査プロジェクトの支援を受け、リモートセンシング航空機「新舟60」などが飛行任務を実施した。検収専門家チームは、「同プロジェクトは初めて複雑な地形条件下の複合谷氷河の氷厚測定を実現した。全体的な技術は国際トップレベルに達している」とプロジェクトを高く評価した上、「中国の氷河資源調査における航空アイスレーダー技術のより多くの、より良い役割を果たすことを推進するよう」提案した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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