人民網日本語版 2024年12月25日(水) 21時30分
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中国で初めて運営された山西電力スポット市場は運営開始から満1年を迎えた。写真は山東省。
中国で初めて運営された山西電力スポット市場は運営開始から満1年を迎えた。電力スポット市場の年間累計取引電力量は約1800億キロワット時(kWh)で、「緑電外送(グリーン電力の外部送電)」で中国1位を維持している。中国新聞網が伝えた。
山西省エネルギー局党組書記で局長の張翔(ジャン・シアン)氏は23日、山西省政府新聞弁公室が行った記者会見で、「山西電力スポット市場は昨年、中国全土で初めて正式に運営された」と説明した。
山西電力スポット市場では現在、各種事業体が標準化経営を行っており、1万9000以上の事業体が電力市場に直接参入している。五つの仮想発電所、八つの独立エネルギー貯蔵、一つの揚水発電が市場に参入している。
今年の夏の電力消費ピーク期に、山西省の石炭火力発電機のピーク時の発電能力が200万kW増加し、発電無効電力が20万kW減少した。電気料金のシグナルにより利用者に自発的にピークカット・ピークシフトさせ、夏のピーク時の負荷を約95万kW減らした。
新エネルギー利用の面では、電力スポット市場の時間帯により変動する電気料金の影響で、需要が少ない時間帯は料金が低めになることで、火力発電企業は自発的にピークシフト・稼働停止するか、出力の引き下げによって、新エネルギーによる発電の余地を確保した。
山西省は柔軟な改造を行い調節能力を高めるよう石炭火力発電企業を誘導し、年間の新エネルギー消費電力を18億kWh増やした。山西省の年間「緑電外送」量は75億kWhを超え、中国1位を維持した。
また、山西省は江蘇省、北京市、天津市などの関連省・市と外部送電協力メカニズムを積極的に構築した。年間の純送電量は1500億kWhを超え、全国3位となっている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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