中国の中央企業は2024年に戦略的新興産業と従来型産業という「両端の取り組み」に引き続き力を入れ、産業発展の新たな方向性を模索し、質の向上に努め、新型工業化を着実に推進していることが、国務院国有資産監督管理委員会が23～24日に開催した中央企業（中央政府直属の国有企業）責任者会議で明らかになった。

一方で、中央企業の新興産業の事業展開ペースが加速した。データを見ると、1-11月に中央企業が行った戦略的新興産業への投資は前年同期比18．7％増の2兆元（約42兆円）に達し、投資全体に占める割合が初めて40％を突破した。

他方で、中央企業の従来型産業のトランスフォーメーションが新たな活力を得ている。24年に中央企業は大規模な設備更新を踏み込んで実施し、デジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させた。今年第1-3四半期（1-9月）には中央企業の生産高1万元（約21万円）当たりのエネルギー消費量は前年比2．7％、二酸化炭素（CO2）排出量は同3．9％とそれぞれ低下した。（提供/人民網日本語版・編集/KS）