人民網日本語版 2024年12月26日(木) 22時30分
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冬至を越え、四川省の成都動物園は動物たちが冬を暖かく快適に過ごすことができるよう一連の対策を講じている。写真は電気ストーブの前に集まるヒヒ。
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二十四節気の22番目「冬至」を越え、四川省の成都動物園は動物たちが冬を暖かく快適に過ごすことができるよう一連の対策を講じている。温風ヒーターや電気ストーブ、電気式床暖房といった「越冬神器」が設置された。中国新聞網が伝えた。
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それぞれの動物の習性やニーズに合わせて、動物園はさまざまな防寒対策を講じている。例えば、チンパンジーやコモンリスザル、ワオキツネザルといった霊長類の動物の場合、床暖房の上で快適に休んだり、遊んだりすることができるようになっている。ゾウやサイといった大型の動物が過ごす部屋は、温風ヒーターで室内を暖かくしたり、エアコンで温度を調整したりしている。爬虫類館では、カメやワニ、ヘビなどが快適な温度の水の中で過ごせるようになっている。
爬虫類館内には気温を測る温度計が至る所に設置されている。ヘビやトカゲ、リクガメといった爬虫類は温度に敏感で、低温に長時間さらされると命にかかわることさえあるからだ。そのため、動物園は温風ヒーターや電気式床暖房などを設置しているほか、一部にヒーター付き照明を設置して、一定の温度勾配を設け、爬虫類が必要に応じて照明の下で「日光浴」をして暖を取ることができるようにしている。
成都動物園の関係者によると、「一部の動物は野外で寒さにある程度耐えることができるが、成都の気候条件下ではやはり快適とは言えない。成都の冬は湿度が高く、気温が低いという特徴に合わせて、防寒対策を講じることが必要となる」としている。
ただ、動物は長時間にわたって暖房器具の周りにいると、活動したがらなくなってしまう。運動不足になり、太ってしまうことがないように、飼育員は玩具を用意するなど環境エンリッチメントに取り組んでいる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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