清華大学、2000年前の戦国時代の竹簡の最新研究成果を発表―中国

CRI online    2024年12月26日(木) 17時20分

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「清華大学蔵戦国竹簡」整理研究活動の最新成果が20日、清華大学で発表されました。

清華大学蔵戦国竹簡」整理研究活動の最新成果が20日、清華大学で発表されました。

最新の整理研究で発表された成果『清華大学蔵戦国竹簡(拾肆)』には、『成後』『昭後』『両中』の3編の竹簡が収録されており、いずれもこれまでにない貴重な文化財です。このうち、『成後』『昭後』の2編は初めて発見された西周初期の周成王、周昭王の治政思想資料で、『両中』編は夏啓が「天下の王」であったことの、これまでに発見された最新の資料となります。

『成後』『昭後』の2編の原編は1巻にまとめられており、『成後』には9本、『昭後』には7本の簡があります。二つの竹書はいずれも訓典(物事の是非や善悪を教えさとし、戒める)類の文献で、西周初期の史事および周成王、周昭王の国家統治理念に関わり、楚の地で伝承されていた、長い間失われていた重要な歴史文献です。

また、2編の簡文は叙述の角度は異なるものの、内容にはかなりの関連性があり、『尚書』などの文献および金文、簡帛に関する資料と相互に裏付けるものです。

『両中』は長編の竹書で、元の竹簡は88本あり、現存しているのは87本です。竹書は夏初期を背景に、圭中、祥中と夏啓が対話する形で、作者の国政運営の考え方を解説しています。簡文は夏初期の歴史伝説と古代政治思想などの内容に関わるもので、戦国時代の政治思想、夏初期の歴史を研究する上で重要な価値があります。

清華簡は清華大学が2008年に入手した竹簡で、総数は2500枚近くあり、現存する戦国竹簡の中で最大の数を誇ります。その内容の多くは経、史、子類の文献であり、中華の優れた伝統文化の核心的な内容に関するもので、これまでにない重大な発見となります。清華大学の研究チームは2008年から、毎年1集のペースで整理報告書を発表しています。(提供/CRI

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