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<日本人の忘れられない中国>「中国人ってもしかして優しい?」旅をして変わった私の価値観

日本僑報社    2024年12月29日(日) 15時0分

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周りの人は“なぜ中国なの?”と決まって質問してきたが、私は親も説得し、留学するという意見を曲げなかった。写真は西安。

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私は今北京外国語大学の3年生で、北京に来て半年が経った。3年前に入学したが、新型コロナウイルスの影響から、2年間のオンライン受講を経て、去年の11月ついに北京で私の大学生ライフが始まった。初めての大学、海外での生活すべてにわくわくしたが生活をしていく中ですぐに感じたことがある。それは“中国人ってもしかして優しい?”ということだ。

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今までの中国のイメージは一概には良いと言えなかった。私はもっと中国という国を実際に自分の目で見て知りたい、中国人が何を話しているのか理解したいと思い中国に留学をすることを決めた。案の定周りの人は“なぜ中国なの?”と決まって質問してきたが、私は親も説得し、留学するという意見を曲げなかった。

実際に中国に来てすぐに分かったのは、これらは中国人のマナーが悪いわけではなく国や文化の違いである。例えば、声が大きいのは地域によって農業をしている時に普段から大きな声で会話をしているから、テーブルに骨などを置くのは昔からの習慣など。他にも中国にはただ普通に生活していても驚くことがたくさんあるが、それは私たち日本人の主観に過ぎず、中国ではごく当たり前のことでもある。だから私は一部しか見ないで判断するのではなくもっと中国という国を知ってもらいたいと思う。

私の趣味は旅行だ。なぜなら自分の住んでいる場所にいるだけではわからないことが見られるわくわく感があるからだ。日本ではお金を貯めてそれを使っていたが、今の私の留学ビザは中国国内でのアルバイトをすることは禁止されているため普段の生活で節約をして、週末や長期休みに交通費をなるべくかけずに旅行をしている。

最近では様々な経験ができるためこの節約旅がひとつの楽しみになっている。今までに北京市内のほかに、西安、洛陽、青島天津上海に行った。私はいつも友人と旅行に行く。私はまだ中国の生活に慣れてなく、中国語も話せない。だが私とは反対に友人は中国に何度も訪れたことがあり、中国語も話せて環境にも慣れている。そんな友人との旅行はとても刺激的で勉強になることばかりだ。

その中でも西安での経験は私の価値観を大きく変えた。西安旅行は私にとって初めての中国国内旅行で、何もかもが初めてだった。たくさんの困難があり、一生忘れることはできない思い出になった。中でも小さいことだが一番印象に残っている話がある。

西安での旅行中はほぼ電動バイクや自転車で移動をした。しかし中国の交通ルールは日本人にとってとても難しい。日本では信号が多く、表示には絶対従う。従わなければ嫌な目で見られる。しかし、中国では信号がない所が少なくなく、平気で渡る人が多い。また、日本に比べて圧倒的にバイクと自転車の量が多いため半年間北京に住んでいて何度も危ない場面に遭遇した。私は最初この中国の習慣に慣れることができず、信号がない道では車の多い所は避けて通るようにしていた。

その日の夜も自転車に乗って観光地からホテルまで帰っていた。いつも友人は私を気遣って流れに逆らわず道なりに行けるように道案内をしてくれる。しかしその日の道はしばらく信号がなく、ところどころに横断歩道があるだけだった。ホテルに行くためにはその横断歩道をどうしても渡らなければならない。仕事が終わる時間帯だったため交通量がとても多く、私にとってはハードルが高すぎると思ったがその後のスケジュールもあるため、私たちはしかたなく横断歩道をわたることにした。

友人は車の少しのすきを見計らって“今!!”と叫んだが、私は向かってくる車をみて前に出る勇気が出ず一人その場に取り残された。その後も通り過ぎていく車を見て焦ってしまい立ち尽くしていると、一台の車が止まった。すると隣の車線の車もその後ろもみんな私のためにクラクションも鳴らさずに止まった。私は日本でもこのような経験をしたことがないだけでなく、この頃はまだ中国に対してあまりいいイメージを持っていなかったため、唐突に起こった出来事がとても印象深く残っている。また、笑顔で通っていいよと手で合図までも送ってくれたため、中国人のおおらかな性格に触れることができた。

この他にもタクシーに乗って日本人とわかると大体の人が興味を持ってくれたり、旅行で切符を買い間違えて家に帰れなくなりそうだった時に近くにいた知らないお母さんが心配してつきっきりで教えてくれたり中国人のたくさんの優しさに触れてきた。これらの経験から、偏見だけで話している人たちに向けて自分で見て体験して分かったことを発信していくことが私は重要だと思う。

■原題:私の価値観を大きく変えた西安の旅

■執筆者プロフィール:渡辺 千草(わたなべ ちぐさ)大学生

2002年生まれ、北海道出身、高校まで地元札幌で育ち、現在北京外国語大学3年生で中国に留学中。新型コロナウイルスの流行により2年間のオンライン授業ののち、去年11月中国での留学スタート。中国で刺激のある生活をしながら、日々勉強や趣味である旅行をして、中国の文化や歴史を学んでいる。

※本文は、第6回忘れられない中国滞在エピソード「『香香(シャンシャン)』と中国と私」(段躍中編、日本僑報社、2023年)より転載したものです。文中の表現は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。

忘れられない中国

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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