Record China 2024年12月28日(土) 7時0分
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26日、仏RFIは、中国の自動車メーカーが欧州の厳しい関税を回避するためにハイブリッド自動車の生産に注力しているとする仏紙ル・モンドの報道を紹介した。
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2024年12月26日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国の自動車メーカーがハイブリッド自動車の生産に注力しているとする仏紙ル・モンドの報道を紹介した。
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RFIによると、ル・モンドの記事は、フランスでハイブリッド車の登録台数が増え、純化石燃料車の販売が減少する中、BYDや上海汽車傘下のMGは欧州販売の重点を電気自動車からハイブリッド車へと移し、EUの関税対策を進めていると紹介。BYDはプラグインハイブリッド車(PHEV)に重きを置き、ハンガリーに建設予定の工場での生産体制を整えており、MGは今年6月より約2万ユーロ(330万円)という価格競争力の高いハイブリッド車を販売し始め、来年には新モデルを発売する見込みで、来年の販売台数のうち4分の3をハイブリッド車で占める方針を示していると伝えた。
そして、BYDグループの李柯副社長が「時速120キロの走行が可能なモデルを導入することで、消費者のPHEVに対する見方を変えたい。たとえバッテリーが切れても、100キロ当たりの燃料消費量はわずか4リットル強にとどまる」と述べ、欧州でのPHEV販売に自信を見せた。
記事は、ハイブリッド車について、これまでトヨタが独占的な地位を得てきたとする一方で、ここ数年は二酸化炭素排出量を欧州基準以下に抑える助けになることから、欧州や韓国の自動車メーカーもこの技術に対してそれぞれ異なるレベルで関心を示していると紹介。仏ルノーは、フランスのハイブリッド車市場で首位に立っており、トヨタと同様、主に高年齢で平均以上の収入を持つ消費者をターゲットにしていると伝えた。
一方、プジョー、シトロエン、フィアットなどのブランドを傘下に持つステランティス(Stellantis)グループや、アウディ、シュコダ、セアトなどを擁するフォルクスワーゲングループは、EVの普及が速いと見込み、従来型のハイブリッド車に比べて電動モーターの出力が小さく、燃費を向上させるマイルドハイブリッドシステムを採用していると伝えた。
その上で、電動化は今や誰もが歴史の進むべき方向であると認識しており、特に中国ブランドは電動化を戦略の中心に据えており、欧州でのハイブリッド車販売はあくまでそのプロセスにすぎないとの見方を示した。(編集・翻訳/川尻)
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