2024年の日本の映画市場はアニメ映画の活躍が顕著―中国メディア

Record China    2024年12月28日(土) 14時0分

拡大

27日、中国のポータルサイト・捜狐に、2024年の日本の映画市場はアニメ映画の活躍が顕著だったとする記事が掲載された。写真は名探偵コナン。

2024年12月27日、中国のポータルサイト・捜狐に、2024年の日本の映画市場はアニメ映画の活躍が顕著だったとする記事が掲載された。

日本のビジネスニュースサイト・東洋経済オンラインの24年11月末時点の調査によると、24年の日本映画の興行収入1位は劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」で 157億3000万円、2位は「劇場版 ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」 で116億4000万円、3位は「キングダム 大将軍の帰還」で 80億円、4位は「劇場版 SPY×FAMILY CODE:White」で63億2000万円、5位は「ラストマイル」で59億3000万円、6位は「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」で53億6000万円、7位は「インサイド・ヘッド2」で53億6000万円、8位は「変な家」で 50億5000万円、9位は「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」で 45億3000万円、10位は「怪盗グルーのミニオン超変身」で45億2000万円だったという。

記事はまず、「24年は劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が 157億3000万円という圧倒的な成績を収め、24年の日本映画の興行収入ランキングのトップに輝いた。この作品は、まさに日本映画界に新たな社会現象を生み出した一作と言えるだろう。特に今年はアニメ映画が大きく躍進し、複数の作品が年間トップ10にランクインしている」と述べた。

続けて、「劇場版『名探偵コナン 100ドルの五稜星』は、永岡智佳氏が監督を務め、公開初日から多くのファンや家族連れの観客に支持された。その緻密なストーリー展開と高い制作クオリティーで、同シリーズの揺るぎない人気を再び証明した」と言及した。

また、「続いて第2位にランクインしたのは、『劇場版 ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』で、興行収入は116億4000万円を記録した。同作は大人気の同名漫画を原作としており、高校バレーボールチームが試合で強敵を逆転する物語を描いている。その熱いストーリーとキャラクターに関する深い描写が多くの若い観客の支持された」と評した。

さらに、「第3位は漫画原作の映画『キングダム 大将軍の帰還』で、興行収入は80億円を記録した。このシリーズ最新作は、古代の戦争と英雄たちの夢を描き、安定したファン層によって着実に興行収入を伸ばした」と説明。「上記の3作品以外に、『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』、『ラストマイル』、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』などの映画も好調な成績を収めた」とした。

その上で、「専門家の見解によれば、今年の映画市場は特にアニメ映画の存在感が際立った。この背景には、日本アニメ文化の国際的な拡大や『二次元』市場の継続的な成長が大きく関係しているとされている。また、技術の進歩や斬新なマーケティング手法の導入により、アニメ映画は幅広い年齢層の観客を劇場に引き寄せる力を発揮している。こうした要因が、興行収入全体の押し上げに寄与していると考えられるという」と紹介した。

そして、「今後も多くのアニメ原作の映画やオリジナルアニメが続々と公開される予定であり、日本映画市場におけるアニメ映画の人気は今後も高まり続けると予測されている。また、国際的な文化交流の深化により、日本映画の世界的な影響力はさらに拡大し、観客により多くの高品質な映像体験を提供することだろう」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携