2024年の中国時代劇のダークホース9作品=話題沸騰中の「九重紫」は2位、トップは?―台湾メディア

anomado    2024年12月31日(火) 21時40分

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台湾メディアのBEAUTYはこのほど、2024年の中国時代劇のダークホース9作品を紹介した。写真は「墨雨雲間」。

台湾のエンタメ・美容サイトのBEAUTY(美人圏)はこのほど、2024年は「慶余年2」「玫瑰的故事」「与鳳行」のような大作が配信された一方で、「九重紫」「永夜星河」「墨雨雲間」のような配信前の予想をはるかに上回る大ヒットを記録したダークホースが存在したとし、中国時代劇9作品を紹介した。

9位はディン・ユーシー(丁禹兮)とドン・オンシー(鄧恩熙)主演の「長楽曲」で、記事は「テンセント優酷(YOUKU)のような有名なプラットフォームでの配信ではなく、主演2人の視聴者を呼ぶ影響力もそれほどではなかったが、ディン・ユーシーの演技が話題になった。ドラマのサスペンス部分の評価は普通だったが、主演2人のカップル感の評価はすこぶる良く、『永夜星河』でのユー・シューシン(虞書欣)とのペアにも勝るとも劣らないものだった」と紹介した。

8位はフー・イーティエン(胡一天)とチャン・ジンイー(張婧儀)主演の「惜花芷~星が照らす道~」で、記事は「配信前はフー・イーティエンとチャン・ジンイーに時代劇の衣装が似合わないのではないか、チウ・ユイブン(朱銳斌)監督のセンスが期待できないなどの声があったが、配信開始後には意外なほどの高評価に一変した。同作は女性キャラクターの描き方が良く、主役も脇役もそれぞれに光っていた。頭脳明晰なヒロインが己の知恵を武器に逆襲するものの、ドラマのシーンは面白く、テンポが悪くならない。配信開始後に豆瓣(douban)のスコアを下げてしまうドラマが多い中で、同作は開始当初の6.7から最終的に7.4まで上げた数少ない良作でもある」と伝えた。

8位はウー・ジンイエン(呉謹言)とワン・シンユエ(王星越)主演の「墨雨雲間」で、記事は「『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』でのブレーク後に出演した『コウラン伝 始皇帝の母』や『尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~』が期待されたほどのヒットを残せなかったウー・ジンイエンの主演作だったため、『墨雨雲間』に期待した人は多くなかったが、配信開始後は、転生ものの仇討ちというストーリーの枠組みを残しながらも、痛快で面白いドラマだと評判を呼んだ」と紹介した。

6位はチャン・ワンイー(張晩意)とレン・ミン(任敏)主演の「錦繡安寧」で、記事は「配信期間は他に『春花焔』と『七夜雪』という同じ時代劇ジャンルの作品と競合したが、この3作の中で一番話題になったのは『錦繡安寧』だった。同作はシチュエーションの豊富さの点で上回っていた。前半はヒロインの家庭内の争い、後半は男性主人公の仇討ちと、多くの視聴者をとりこにした」と紹介した。

5位はホウ・ミンハオ(侯明昊)とチェン・ドゥリン(陳都霊)主演の「大夢帰離」で、記事は「23年の『雲之羽』と同じグオ・ジンミン(郭敬明)監督作品で、雰囲気もよく似ていた。キャストも美男美女ばかりだったが、プロットが謎でテンポが良くないとネットでは不満の声が上がっていた。だが同作はそれでも視聴を継続する熱心なファンを獲得していたようだ」と紹介した。

4位はジュー・ジンイー(鞠婧禕)とリウ・シュエイー(劉学義)主演の「花間令」で、記事は「チャオ・リーイン趙麗穎)が出演する『与鳳行』と配信時期が重なったことから、『花間令』はあまり期待されていなかったが、体が入れ替わる設定により、冒頭の2話だけに登場したチェンハーホイズ(鄭合恵子)が善良で忍耐強い人柄のヒロインを演じ、ジュー・ジンイーが脇役の性悪女を演じるなど、視聴者を驚かせる演出もあった。ジュー・ジンイーの演技に対する評価は厳しかったものの、シナリオは悪くなかったため、多くの視聴者が追いかけ続けた」と紹介した。

3位はチャン・ワンイーとワン・チューラン(王楚然)主演の「柳舟記」で、記事は「序盤のペースが遅いと批判されたが、多くの視聴者が見れば見るほど同作の面白さをほめたたえた。映像のクオリティーが高く、シナリオの破綻もなく、キャラクター設定にも光るものがあった。豆瓣のスコアは7.7を記録し、今年の最高点を記録した時代劇となった」と紹介した。

2位はモン・ズーイー(孟子義)とリー・ユンルイ(李昀鋭)主演の「九重紫」で、記事は「主演2人がトップスターというわけではなかったため、配信前はそれほど期待されていなかったが、しっかりしたシナリオと高級感に満ちた映像制作、そして主演2人のカップル感の強さにより、配信開始後にはダークホースとしてバズった。監督のカメラワークはゆったりとして美しく、テンポもリズムも適切で、せりふに韻を踏んでいる。粗製乱造の時代劇に飽き飽きしていた視聴者にとって、同作はある種の驚きをもって迎えられた」と紹介した。

1位はユー・シューシン(虞書欣)とディン・ユーシー主演の「永夜星河」で、記事は「『永夜星河』を制作した事務所・恒星引力は、この作品以前に制作した『縁結びの妖狐ちゃん狐妖小紅娘)』と『七時吉祥(しちじきっしょう)~エンドレス・ラブ~』の成績が芳しくなかったこともあり、『永夜星河』も配信前はそれほど期待されていなかった。配信後は豆瓣のスコアで7.5を記録するなど、チャオ・ルースー(趙露思)主演の『珠簾玉幕』よりも好成績を収めた。モチーフが新鮮で、プロットにもコメディー要素が入っている。キャスティングもハマっており、ユー・シューシンのイタズラ好きのヒロインの演技は堂に入っており、相手役のディン・ユーシーとのカップル感は爆発的に高く、視聴者は見れば見るほど同作に引き込まれていった」と紹介した。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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