人民網日本語版 2024年12月27日(金) 22時30分
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遼寧省からビザ免除措置を利用して中国に入国した外国人が前年同期比10倍増になった。写真は大連。
遼寧省出入境・国境総検査所はこのほど、今年同省の出入国検査所からビザ免除措置を利用して入国した外国人の数は前年同期比10倍増の約4万人に達したことを明らかにした。遼寧日報が伝えた。
中国東北エリアの対外開放の重要な窓口となっている遼寧省の出入国検査所を通して中国に入国しているのは主に北東アジア諸国から来た外国人で、ビザ免除措置を利用して入国する韓国人やロシア人が多くなっている。華人が比較的多いシンガポールやマレーシアも、遼寧省からビザ免除措置を利用して入国する外国人の中で常に上位を占めている。華晨宝馬(BMW)といった多国籍企業の業務のために、ビザ免除措置を利用して遼寧省から入国するドイツ人も増加の一途をたどっている。そのほか、6月にモンゴルの首都ウランバートルと大連を結ぶチャーター便が13年ぶりに就航し、三面を海に囲まれた大連の旅行がモンゴルで人気となっているほか、中国のビザ免除措置の対象にモンゴルも含まれるようになったのを背景に、大連を訪問するモンゴル人が大幅に増加している。
中国国家移民管理局は17日、条件を満たす54カ国の国民を対象にトランジットビザ免除措置を全面的に拡大し、乗り継ぎ目的で一時入国する場合の滞在時間を、同日から従来の72時間または144時間から240時間に延長することを発表した。遼寧省の瀋陽桃仙国際空港や大連周水子国際空港、大連海港出入国検査所も同日からこの措置の適用対象となった。
遼寧省出入境・国境総検査所が管轄する出入国検査所3カ所全てにトランジットビザ免除措置を申請できる専用エリアが設置され、外国人入国カードへの記入も円滑化されている。空港の出入国検査所には英語、フランス語、ポルトガル語、日本語、韓国語といった多言語に対応する入国カード自動記入端末が設置されており、外国人にとって便利なサービスとなっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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