三星堆遺跡で3000年以上前の石蛇など玉器を発見―中国

CRI online    2024年12月29日(日) 8時0分

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中国国家文物局は三星堆遺跡北部の月亮湾台地で今から3000年以上前の石蛇など20種類余りの玉石器が新たに発見されたことを明らかにしました。写真は三星堆遺跡から出土した仮面。

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中国国家文物局は26日に開催した「考古中国」主要プロジェクト作業会議において、中国南西部四川省広漢市に位置する三星堆遺跡北部の月亮湾台地で、今から3000年以上前の石蛇など20種類余りの玉石器が新たに発見されたことを明らかにしました。

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三星堆遺跡は、四川盆地でこれまでに発見された夏商時代(今から約4000~3000年前)の遺跡のうち、規模が最大で等級が最も高い中心的な遺跡で、主な年代は今から約3600~3000年前です。国家文物局の重大研究プロジェクト「考古中国」四川省・重慶地区文明プロセス研究プロジェクト計画に基づき、中国国家文物局の承認を経て、2022年以降四川省文物考古学研究院などの機関は考古学と文物保護活動を継続して展開し、重要な成果を収めています。


四川省文物考古研究院の冉宏林研究員によると、三星堆遺跡北部の月亮湾台地で玉石器工房、人工土台、建物の基礎各1カ所が新たに発見されました。玉石器工房は月亮湾台地の中央に位置し、面積は1000平方メートル以上で、積み重ねられた石材や廃材の堆積、完成した石おのの穴などが発見され、人の像、玉牙璋(儀式用の武器の工芸品)、石笠状器(笠の形をした工芸品)、石蛇を含む20種類余りの玉石器が出土し、年代測定結果は紀元前1550~1250年でした。


玉石器工房、建物の基礎、大規模な水路網などの重要な遺物が発見されたことで、三星堆城跡の配置と機能区分に対する認識がさらに深まりました。出土した文化財は、三星堆文化が中原地区、西北地区、長江中流域と密接に交流していたことを示しており、中国文明の多様性と統一性のパターンを示す重要な証拠となりました。(提供/CRI

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