安価な大量生産品のイメージだった「中国製」が革新・トレンドの象徴へ―インドメディア

Record China    2025年1月5日(日) 23時0分

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インドメディアのヒンドゥスタン・タイムズはこのほど、安価な大量生産品のイメージだった「中国製」が革新・トレンドの象徴へと進化しているとする記事を掲載した。写真はLABUBU(ラブブ)。

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中国メディアの参考消息によると、インドメディアのヒンドゥスタン・タイムズはこのほど、安価な大量生産品のイメージだった「中国製」が革新・トレンドの象徴へと進化しているとする記事を掲載した。

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記事はまず、「チップを内蔵したサッカーボールや先進的な機械など、高品質な中国製品は世界中で人気を集めており、さまざまな業界で歓迎されている」とした上で、香港生まれのアーティスト、カシン・ロン氏がデザインし、中国のトレンド玩具小売大手のPOP MART(ポップマート)が製造した縫いぐるみ「LABUBU(ラブブ)」が2024年にアジアのあらゆる年齢層のファンを魅了し、文化現象の一つとなったことを取り上げた。

記事によると、中国の大手証券会社の国信証券は24年11月末に発表した報告書で、「トレンド​玩具業界で最大規模かつ最も急成長している企業」であるポップマートは過去1年間で中国市場で2桁、国際市場で3桁の売上成長を遂げたと指摘した。ラブブや購入後に箱を開けるまで中身が分からない「盲盒(ブラインドボックス)」という手法で販売されている玩具は、「中国製」に対する世界的な認識を変えつつある。これらの玩具は、そのユニークなデザインとブランドの魅力で認知されており、安価な大量生産品という固定観念から脱却している。


ポップマートの24年第3四半期の事業報告によると、全体の収益は前年同期比で125%増加した。うち中国本土では60%増加し、香港、マカオ、台湾および国際市場では440%超増加した。中国のトレンド玩具業界は急成長を遂げている。市場規模は15年の68億元から23年は600億元に拡大した。ポップマートの市場シェアは8.5%で、この分野でトップとなっている。ポップマートは21年以降、海外での店舗展開を拡大し、現在では20余りの国と地域に広がっている。海外収益は驚異的な成長を遂げており、24年上半期の海外売上高は同社の総収入の約30%を占めた。


記事は「ラブブとポップマートの成功は、中国企業が世界展開のためにブランド力にますます頼る傾向にあることを浮き彫りにしている」とし、中国の総合家電メーカー、ハイセンスグループの賈少謙(ジア・シャオキアン)会長が「国際市場でのわれわれの成功は主にスポーツマーケティングによるもので、それがわれわれの世界的な知名度を高め、ブランドを構築するのに役立った。ブランドは企業の未来だと信じている。ブランドがなければ、ハイセンスの国際化はない」と語ったこと、中国の証券会社の華泰証券が11月の報告書で「ポップマートは24年第4四半期以降も引き続き力強い成長を続けるとみられる」と指摘したことを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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