黒竜江省ハルビン駅からヤブリ南駅に向かう旅客列車「K5197」号で、旅客はゴージャスな衣装に着替え、さまざまなテーマの車両で撮影旅行を体験していた。この列車は今年初の「ウインター撮影旅行」をテーマにした旅客列車だ。

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ウインターツーリズムが人気となっているほか、2月7日からハルビンで第9回アジア冬季競技大会が開催されるため、ウインタースポーツが盛り上がりを見せている。こうしたことを背景に、黒竜江省は豊富な文化・観光資源を活用して、ハルビンやヤブリにおける「撮影旅行」を前面に打ち出し、人気を博している。そして、「撮影旅行」が新たなトレンドとなっている。

中国鉄路ハルビン局集団はハルビン駅とヤブリ南駅というネット上で人気の駅をつなぐ「ウインター撮影旅行」列車を打ち出し、交通機関を「観光の新たなシーン」へとレベルアップさせた。

「ウインター撮影旅行」列車には、ハルビンの街の景色、欧州スタイル、ファンタジックな旅、氷と雪の出会い、東北エリアの伝統・文化などをテーマにしたシーンが設けられているほか、中国スタイルと西洋スタイルの衣装や東北エリアの伝統衣装が準備されており、旅客が試着できるようになっている。

列車には更衣室や化粧室も設けられているほか、撮影旅行用のスマホのミニプログラムをリリースして、旅客が事前に予約できるようになっている。また、撮影旅行用の撮影マップや攻略ガイドを提供し、列車でコスプレーヤーとなって楽しい旅行を満喫できるようにしている。

また、鉄道当局では写真やメークアップが趣味の職員からなる撮影旅行チームを立ち上げ、仕事の合間に撮影やメークアップのサービスを旅客に無料で提供し、より「映える」旅の思い出写真が撮影できるようにしている。

「K5197」号のハルビン駅からヤブリ南駅までの所要時間は2時間15分で、朝に出発して、夕方にハルビンに戻って来る。（提供/人民網日本語版・編集/KN）