日中クオーターのシンガーソングライター、リーメイが新年ソロコンサート

anomado    2025年1月9日(木) 18時20分

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シンガーソングライターのリーメイの新年ソロコンサートが4日、ライブハウスで開催された。

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シンガーソングライターのリーメイ(礼美)の新年ソロコンサートが4日、ライブハウスで開催され、在日中国人や日本人のファンが集まり、リーメイの音楽を楽しんだ。福岡県、福井県、名古屋市、兵庫県、宮城県などから足を運ぶ観客もいた。

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日中クオーターのリーメイは東京で生まれ育ち、2019年から毎年1月にソロコンサートを開催しており、今年で5回目となる。リーメイは自身で作詞・作曲・編曲をし、弾き語りで歌い、絵も描くというマルチな才能を持つ。

この日のライブは3時間近くに及び、歌とトークで観客を魅了した。全19曲を披露し、うち17曲は自身の作詞・作曲によるオリジナル曲だ。映画監督ロー・ウェイのひ孫のリーメイは、先祖に敬意を表し、香港映画の挿入歌も2曲選んだ。


リーメイのオリジナル曲は文学性に富み、10代の頃に経験した孤独や葛藤、音楽によって救われた体験をつづっている。深みのある歌詞と澄んだ歌声は感動を呼び、観客は「泣いた。とても癒された」と話した。

日本人と在日中国人がほぼ半分ずつの会場は終始和やかな雰囲気だった。ステージ上にはリーメイ手描きの音符などが吊り下げられ、1階のメインの客席のほか、2階の客席横には在日中国人と日本人ファンによるバルーン装飾が設置され、会場は優雅でにぎやかな雰囲気に包まれた。


リーメイはコンサートの終盤にファンへの手紙を朗読し、「小さい頃にピアノを習い始めたものの、最初から音楽の道に行ったわけではなく、一般進学して、一度は広告会社の営業として就職した後、やっぱり夢を諦めきれなくて、何もかも思うようにならなくて、日々もがいていました。けどれも、そんな矢先、父が病気になってしまい、約1年の闘病の末に亡くなりました。そこから、私は決意しました。やりたいことを思いっきりやろう、やってから考えようと」と述べました。

リーメイは配信でファンを増やし、2023年に徳間ジャパンからデビューした。24年に中国成都の青年音楽イベントに出演するなど、精力的に活動しているが、さらにネットを通じて積極的に活動していくという。このほどイタリアのApple Musicの「J-Popトップアルバム」で、オンライン・ソロアルバム「音幻燈」が33位にランクインした。リーメイは今後も人々の心に響く作品を生み出していきたいと抱負を語った。(編集/RR)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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