春節を控え、輸入物のチェリーが大量に市場に出回る時期を迎えています。中国南部の広西チワン族自治区南寧市にある市場の状況を見ると、最も早くから販売されたチェリーは値段が高く、1キロ200元（約4310円）から240元（約5173円）ほどでしたが、入荷量が増えるのにつれ、現在ではチェリーの値段は大幅に下がっています。

南寧市の市場で店舗を経営する李さんは現在の値段について、「大きい物は割と高く、1キロ80元（約1724円）から120元（約2586円）する物もあれば、30元（約647円）の物もある」と紹介しました。

今年はチリ産のチェリーが豊作で、チリ果物輸出協会（Frutas de Chile）が予測したところでは、2024年～2025年シーズンのチリ産チェリーは記録的な収穫量となり、輸出される量は前年より50％増の62万トンになるだろうとのことです。

中国東部の山東省青島市にある農産物・副産物取引センターも旧正月期間中の繁忙期に入っています。1日平均の取引量は依然として多く、一部の果物は値段が前年の同じ時期より3割ほど下がっています。同取引センターには600社以上の果物販売業者が店を構えており、300種以上の果物を扱っていますが、そのうち高価な輸入果物は全体の3分の1ほどを占めています。チェリーの販売エリアでは連日多くのバイヤーが店を回り、品定めにいそしんでいます。（提供/CRI）