中国のSNS・微博（ウェイボー）で、中国人が日本で独自の経済圏を築いているとの投稿があり、反響を呼んでいる。

フォロワー32万超のブロガーは「最近、日本のメディアが相次いで報じていること」として、100万人に迫る（統計上は約84万人）と言われている在日中国人が現地で独自の経済圏を築いていると説明。「多くの中国人は微信（ウィーチャット）、小紅書（RED）、抖音（Douyin）などの中国アプリを通じて、買い物や情報収集、職探し、ビジネス交流など、日常生活におけるほぼすべてのことを行うことが可能で、日本社会と交流する必要は全くない」とした。

そして、中国のプラットフォーム上ですべて完結してしまうため日本語が全くできない中国人も困ることはないとし、「こうした便利なライフスタイルを多くの日本人もうらやましがっている」と言及。「日本で暮らす中国人はすでに経済において大きな力を形成しており、その背景として中国の強大なIT製品の開発能力がある」とした上で、「将来的には日本で暮らす中国人はますます増えていき、その数は200万人を超えるとみられている」と紹介した。

この投稿に、中国のネットユーザーからは「良いことだ。中国人は世界に枝葉を広げて巨大な情報、資金ネットワークを形成すべき」「団結だ」「昔は中華街があった。今は中華網（中華ネットワーク）とでも呼ぶべきか？」「これは日本にいる中国人のマネーロンダリングや脱税の調査？」「補足すると、華人社会と関わることでしか稼ぐことができないんだよ」「これが中国人が生存空間を開拓する基本的な方法」「すぐに中国人が日本を占領するさ」「これは日本だけでなく、世界的な現象だろう」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）