2025年1月6日、韓国・YTNは「韓国に居住している外国人留学生の10人に4人が本国や第三国ではなく韓国での就職を希望している」と伝えた。

韓国教育部はこのほど、昨年6～10月に全国各地で開かれた外国人留学生対象の就活イベントに参加した1207人を対象にアンケート調査を行った結果を公表した。就職計画に関する質問で、回答者の42．5％が「韓国での就職だけを考えている」と答えた。「韓国または本国で」は45．5％、「韓国または第三国で」は12．0％だった。

就職を希望する産業は製造業・鉱業（16．1％）、卸売および小売業・宿泊・飲食業（10．0％）、専門・科学および技術サービス業（9．8％）、公共・教育サービス業（9．5％）の順となっている。

外国人留学生の国籍はベトナム（32．6％）が最も多かった。ウズベキスタン（18．3％）、中国（13．1％）、モンゴル（6．5％）、日本（0．8％）、米国（0．3％）となっている。

一方、就活イベントに参加した企業98社に外国人を採用する理由を尋ねたところ、57％が「韓国人の採用が難しいため」と答えた。「人材の多様性のため」が22％、「海外の新市場開拓のため」が17％と続いた。今後5年間で外国人の採用を拡大する計画があるかとの質問には、65．3％が「その計画がある」と答えた。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「外国人が働きやすい国だからな。他国より条件がいいから出ていきたくないだろう」「他の国と比べると外国人労働者の待遇がかなりいいよね」「韓国の若者はヘル朝鮮、脱朝鮮と言ってるのに…」「韓国に住んだ経験のある外国人のほとんどが暮らしやすい国だというよね。なぜか韓国人だけが『ヘル朝鮮』と言う」「中国人を雇うと技術を盗まれるぞ」「韓国はなめられてるんだよ」「国の発展には外国の優れた人材を多く登用する必要がある」など、さまざまなコメントが寄せられている。（翻訳・編集/麻江）