チベット高原で新たに発見された銅鉱は2000万トン規模、世界的な資源基地に―中国メディア

Record China    2025年1月7日(火) 14時0分

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6日、中国新聞網は、中国国内有数の銅資源拠点である青蔵高原(チベット高原)で2021年以降新たに2000万トン規模の銅鉱が見つかったと報じた。

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2025年1月6日、中国メディアの中国新聞網は、中国国内有数の銅資源拠点である青蔵高原(チベット高原)で21年以降新たに2000万トン規模の銅鉱が見つかったと報じた。

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記事は、中国地質調査局が6日に明らかにした内容として、21年からの第14次5か年計画期間中にチベット高原や黒龍江省などでの銅鉱探査に力を注いだ結果、現時点で新たに発見した銅鉱埋蔵量が第13次5か年計画(16〜20年)の2倍に達したと伝えた。

中でも、チベット高原では現在までに玉龍、多龍、巨龍−甲瑪、雄村−朱諾という四つの1000万トン級銅鉱拠点が形成され、21年以降に見つかった埋蔵量は2000万トン余り、高原全体の推定銅鉱埋蔵量は1億5000万トンに達したと紹介。「チベット高原は世界的な銅資源拠点になり、中国の銅探査・開発の局面を大きく変えるだろう」と評している。


また、黒龍江省の多宝山銅鉱でも探査作業で大きな進展があり、埋蔵量が365万トン増加したと紹介。中国東部地域における銅資源の基盤強化、国の銅資源供給保障能力の大幅な向上につながると伝えた。

中国中央テレビ(CCTV)は6日、中国工程院の唐菊興(タン・ジューシン)院士がこの件について「重要鉱物である銅がとりわけグリーンエネルギーの開発、利用において大きな役割を担っている。例えば、太陽光発電や陸上・洋上風力発電、そして新エネルギー自動車などで大量の銅が必要とされる。銅鉱埋蔵量の増加は資源基地建設にとって非常に重要であり、中国の銅産業チェーン、サプライチェーンの安全確保につながる」とコメントしたことを報じた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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