春節を前に「新中国スタイル」の服が爆発的人気に―中国

人民網日本語版    2025年1月8日(水) 11時30分

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中国で春節を前に「新中国スタイル」の服が爆発的人気となっている。

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中国ではここ数年、「新中国スタイル」のコーディネートがファッション界を席巻している。春節(旧正月、今年は1月29日)を前に、「セレモニー感」を重視する若者の間で、独特な雰囲気の「新中国スタイル」の服を選ぶことが人気となっている。

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浙江省杭州市のあるシルク服販売店が集まる問屋街には多種多様な「新中国スタイル」の衣類がたくさん並んでいた。ある店のオーナーは、馬面裙(中国の伝統的なスカートの一種)がたくさん並んだ棚を指差しながら、「ここ1年、季節を問わずにはくことができる馬面裙の売れ行きはずっと好調だった。一度に数千枚注文するクライアントもいる」と話した。

別の「新中国スタイル」の服を販売する店の前では、ライブ配信中のパーソナリティー数人が忙しそうに服を選んでおり、活気にあふれていた。パーソナリティーは「今、多くの人は服の実用性を重視しており、デザインが素敵で、しかも普段着にできるタイプが人気となっている」と話した。また、この店のオーナーによると、「新中国スタイル」の服は若者や大人の女性だけでなく、高齢者の間でも人気となっているという。


ベテランテーラーの其珍さんが経営する中国スタイルの服屋は、杭州市のある団地内にある。店構えは目立たないが、中は広々としていて、「漳緞(古代漢民族の伝統的な織物)」製の上着、宋錦(絹織物)製のベスト、綿入りシルクのチャイナドレスなどが美術品のように整然と陳列されていた。其珍さんによると、「春節の時期の服として、ベストや綿入れ上着の注文が多くなっている」という。

河南省鄭州市の女性・周さんは、自分と家族のために、中国スタイルの服7着をオーダーメイドで作ってもらったという。「街中で春節ムードが高まっている。中国スタイルの服を着て春節を過ごすというのは、とてもトレンド感が高い」と話す。

また、周さんは「春節と『新中国スタイル』は絶妙な組み合わせ。刺繍入りで赤いものを何タイプか買った。年始の挨拶回りの時にいいものもあれば、ランタンフェスティバルや花市場などに行く時にぴったりのものもある」と話した。

「新中国スタイル」の服が流行しているのを背景に、生地メーカーも大忙しとなっている。江蘇省蘇州市の男性・万さんが勤めている企業は以前、国有のシルク企業で、高級生地の生産量は少なく、ほとんどが輸出用だったが、今は国内市場向けの生産が注文に追いつかないほど大忙しになっているという。

万さんは「常にフル稼働しなければならないほど注文が入っており、在庫がほとんどない状態が続いている。以前は主に博物館や高級オーダーメード店に販売していたが、今はオンラインショップが普及し、売れ行きがとても良くなった」と話す。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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