CRI online 2025年1月8日(水) 15時20分
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上海の復旦大学付属華山病院でブレイン・マシン・インターフェースの開発を手掛ける上海脳虎科技が独自開発した高伝達量高度柔軟性製品の言語のコード化に関する臨床研究試験が行われました。
上海の復旦大学付属華山病院でこのほど、ブレイン・マシン・インターフェース(脳と機械の接続)の開発を手掛ける上海脳虎科技(脳虎テクノロジー/NeuroXess)が独自開発した高伝達量高度柔軟性製品の言語のコード化に関する臨床研究試験が行われました。被験者は43歳のてんかん患者で、試験を開始してから7日間で418の中国語発音のコード化が実現しました。今回の臨床試験では、中国で初めてリアルタイムのコード化と中国語の合成に成功しました。
中国語には400以上の音節と音節ごとの4つの声調(イントネーション)があり、さらに漢字の使用に伴う図形理解も必要なため、世界で最も学習が困難な言語の一つとされています。表音文字を用いる英語などとは大きく異なり、中国語は意思疎通の過程で生じる情報変換により多くの脳の領域が関与します。そのため、中国語の特徴に対応する神経のコーデック(データの読み取りと書き込み)と情報処理手段の開発が必要です。
脳虎テクノロジーは華山病院神経外科と共に昨年12月23日に臨床試験を開始しました。43歳の患者は脳の言語区に出現した腫瘍のため、てんかんを発症しました。研究チームは患者に脳と機械を接続するための機器の埋め込み手術を行い、病巣の位置を特定するとともに、言語に関連する重要な脳機能領域を保護しました。
手術では、わずか数分間で病巣が精密的に特定されて電極が埋め込まれ、患者の言語に関する重要な脳機能を保護することができました。患者は術後2日目にトレーニングを受け始めました。術後7日目には使用頻度の高い142の中国語発音の71%がコード化され、単独文字のコード化の遅延は100ミリ秒以下になりました。
リアルタイムの中国語のコード化を通じて、被験者は自らの考えによる中国語の合成に成功し、デジタル人間を駆動したり、言語モデルと対話したりするなどの高度な能力を獲得しました。また、脳波を言語コード化してロボットアームを巧みに操るなど、人と機械の相互作用を実現しました。同研究は言語障害を持つ患者の言語機能の再構築に大きな役割を果たすと期待されています。(提供/CRI)
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