妻のために9カ月で933回地下鉄に乗った男性が電気自動車をゲット―中国

人民網日本語版    2025年1月12日(日) 15時20分

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中国で妻のために9カ月で933回地下鉄に乗った男性が電気自動車をゲットした。

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河南省洛陽市で、ある男性が9カ月間で地下鉄に933回も乗っただけでなく、それが理由でなんとバッテリー電気自動車(BEV)をゲットし、大きな話題となっている。

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全ては妻の食事を作るため

その男性は仝凱(トン・カイ)さん(28)で、仕事は調理師。妻と1歳の娘と共に洛陽市の観光スポット・応天文の近くに住んでいる。

昨年、子育てでご飯を作る時間もないほど忙しい妻の姿を見た仝さんは、何とかしてあげたいと思い、妻のために毎日、朝食と昼食を作ることにした。仝さんは毎朝7時に起きて朝食を作り、地下鉄に乗って七里河にある仕事場に行き、午後2時まで仕事をして、再び急いで地下鉄に乗って帰宅し、昼食を作り、その後また地下鉄に乗って職場に戻るという生活をスタート。そんな1日に平均4回地下鉄に乗る生活を9カ月も続けた。

家族のために尽くした仝さんへのサプライズプレゼント

妻を思って自宅と職場を地下鉄で行き来する生活を続けた仝さんは、妻を感激させただけでなく、思いがけないプレゼントを手にすることにもなった。


洛陽市軌道交通集団では、自家用車での移動を市民に減らしてもらい、公共交通機関の利用率を高めるべく、「グリーンな移動連盟」と題する特別キャンペーンを実施。9カ月間で地下鉄を933回も利用した仝さんに、「移動の達人」という称号のほか、約3万元(約63万円)相当のBEVを贈ったのだ。

仝さんは「家族のために毎日地下鉄で行ったり来たりしたことで、こんなサプライズプレゼントをもらえるなんて想像もしていなかった」と、喜び半ば、驚き半ばといった様子。「娘も大きくなってきたので、この車は本当にタイムリー。休みの時に、家族3人で車で市内を移動できるようになった。でも、普段の通勤は今後も地下鉄を利用したい」と話した。


中国のネットユーザーからたくさんの「いいね!」が集まったほか、「言葉にではなく、933回の往復に愛が込められているなんて、とても素敵!」といったメッセージが寄せられた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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